プロラクチンとは脳下垂体から分泌されるホルモンの一種です。妊娠中から授乳を止めるまで分泌量が増え、乳腺を刺激して乳汁の分泌を促進するため、乳腺刺激ホルモンとも呼ばれています。しかし同時に、排卵を抑える働きもあるため、プロラクチンの分泌量が過剰になると、不妊症の原因になることがあります。

また、プロラクチンの分泌量は夜間多く、日中は少ないため、検査では正常範囲内にあっても、夜間には正常範囲を超えている場合があります。これを潜在性高プロラクチン血症といい、排卵障害や黄体機能不全の隠れた原因になっていることもあります。


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虎ノ門漢方堂アドバイザースタッフ
城戸常雄 医学博士(京都大学医学部卒、元アメリカ国立衛生研究所)
城戸宏美 看護師・登録販売者(福井県立大学卒、元福井大学医学部付属病院)