adminさんの記事一覧(153 / 174ページ目)

第220回 医師に一番必要な資格とは

東洋医学コラム

京都府丹波町の鳥インフルエンザ事件で 家畜伝染病法違反の罪に問われた 浅田農産の社長が 「会社を守ることばかり考え、世間に迷惑をかけた」 と、通報遅れと隠ぺい工作のすべてを認め、 涙を浮かべながら 罪を償いたいと静かに語ったそうです。 「インフルエンザだったら、倒産も覚悟せなあかん」 と、会社がなくなる恐怖から 感染の現実を受け止められず、 隠ぺい工作をした……

第219回 病院の薬の原価、知っていますか?

東洋医学コラム

何年か前までは、 病院や医院は薬を出せば出すほど 儲かる仕組みになっていましたが、 近ごろは少々事情が違ってきています。 なぜなら、病院や医院が 国民健康保険や社会保険などの 健康保険組合へ請求できる 国で決められた薬の価格(薬価)と、 製薬会社や卸問屋などから 実際に納入される薬の価格の差が ほとんどなくなってきたからです。 以前は、極端な例を挙げれば、 ……

第218回 「喘息・アトピーの娘さんをもつ、Nさんからの手紙」

東洋医学コラム

喘息・アトピーの3歳の娘さんをもつNさんから、 相談のお手紙を頂きました。 『1月ほど前から喘息の治療を漢方に切り替えました。  処方されているのが  「小青竜湯」(煎じて飲んでいます)なので、  たびたびのマオウに関しての注意・呼びかけに、  漢方を選択した保護者の責任を感じながら、  ビクついている次第であります。  実際、娘の状態としては良い感じです。……

第217回 ご存知ですか?ドクダミと十薬の違い

東洋医学コラム

「ドクダミ」と「十薬(じゅうやく)」は、 基本的に同じ植物です。 しかし、ドクダミは薬屋以外でも買えますが、 十薬は薬屋以外では買うことはできません。 なぜなら、ドクダミは医薬品でなく、 十薬は医薬品だからです。 具体的に言えば、ドクダミと十薬の違いは 日本薬局方という 検査基準を満たしているかどうかによります。 つまり、この植物特有の薬効成分が 一定の割合……

第216回 医師の給料が高い、その理由は?

東洋医学コラム

地方での医師不足の問題が テレビや新聞などで 大きく取り沙汰されていますが、 それは当然の成り行きといえるでしょう。 なぜなら、これ以上、医師の数が増えると 医師の質が落ちるなどといって 日本医師会が医学部の増員や 増設に難色を示していたり、 多額の補助金が必要という理由で 厚生労働省のほうも それをあまり認めようとしていないからです。 しかし、増員すると ……

第215回 嘘でも、放映されれば真実に?

東洋医学コラム

「〇〇でガンが治った!」などの 体験談を集めた本の出版社に対して、 厚生労働省が 虚偽・誇大広告を禁じた 健康増進法に基づく行政指導を行った ということを先日、このコラムで書きましたが、 同様の指導は出版社だけでなく それらの本に掲載してある 健康食品の販売会社にもされております。 なぜなら、出版社が 販売業者の利益を図る目的で 「タイアップ」という形の契約……

第214回 ○○漢方研究所の秘密とは?

東洋医学コラム

「アトピーに効く」などと言って 無許可で医薬品の販売をしていた オウム真理教の信者ら9人が 薬事法違反で逮捕された というニュースが数日前にありました。 調べによると、 業者は「漢宝堂」と称して、 中国から輸入したクリームを インターネットを通じて 販売していたそうですが、 なぜ薬事法違反で 逮捕されたのかというと、 薬局・薬店などの許可を受けずに 医薬品の……

第213回 説明書を病院で渡す、裏の理由?

東洋医学コラム

「患者さん中心の医療を目指す」 などといったフレーズが、 テレビの番組や雑誌などの記事で 最近非常によく目につきます。 確かに、それを完璧に行うことが 本当に出来るのなら問題はありませんが、 もしそうでない場合には 逆に患者さんにとって 大変な重荷になるのではないかと 思えてきました。 なぜなら、患者さん中心の 医療を目指して行くということは、 言い方を変え……

第212回 漢方薬、副作用がない裏の理由?

東洋医学コラム

一般に、漢方薬は煎じ薬のほうが エキス剤よりもよく効くと言われています。 しかし、その理由は何故かと問うと、 医師でも薬剤師でも 多くの場合うまく説明することが出来ません。 中には、コーヒーや 味噌汁などの食品の例を挙げて、 インスタントでないから 効き目が違うのだといわれる方が おられるかもしれませんが、 煎じ薬とエキス剤で 効き目に違いが出る本当の理由は……

第211回 「〇〇でガンが治った!」

東洋医学コラム

先日、NHKのテレビニュースで、健康食品販売会社とタイアップして「〇〇でガンが治った!」などの体験談を集めた本を出版していた東京都内の出版社に対して、厚生労働省が虚偽・誇大広告を禁じた健康増進法に基づく行政指導を行ったという記事が大きく報道されていました。 本来なら、医薬品以外の食品で病気への効能を謳えば薬事法違反に当然問われるのですが、多くの健康食品が書籍……

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