adminさんの記事一覧(154 / 176ページ目)

第222回 ひざの痛みが、厄介な理由とは?

東洋医学コラム

ひざは全身で一番大きな関節で、 太ももにある大腿骨と すねの脛骨とをつないでいます。 大腿骨と脛骨の接合部の骨は、 骨どうしが直接ぶつかり合わないように 厚さ3~4ミリの関節軟骨で覆われています。 骨と違って軟骨には カルシウム分は含まれておらず、 軟らかく弾力性があります。 そのため、走ったりジャンプしたりして 衝撃的な力が関節に加わっても、 関節はその力……

第221回 「よい医者や病院を見つける方法」

東洋医学コラム

よい医者や病院を見つける場合、 患者さんはよく流行っているところや 有名なところ、また規模の大きいところを つい探しがちになるものですが、 それが本当に正しいかといえば大いに疑問です。 なぜなら、患者にとって本当によい医者には 病院の規模など何の関係もなく、 最新設備さえ必ずしも重要ではないからです。 必要なのは、現在 患者さんが急を要する状態なのか、 自分……

第220回 医師に一番必要な資格とは

東洋医学コラム

京都府丹波町の鳥インフルエンザ事件で 家畜伝染病法違反の罪に問われた 浅田農産の社長が 「会社を守ることばかり考え、世間に迷惑をかけた」 と、通報遅れと隠ぺい工作のすべてを認め、 涙を浮かべながら 罪を償いたいと静かに語ったそうです。 「インフルエンザだったら、倒産も覚悟せなあかん」 と、会社がなくなる恐怖から 感染の現実を受け止められず、 隠ぺい工作をした……

第219回 病院の薬の原価、知っていますか?

東洋医学コラム

何年か前までは、 病院や医院は薬を出せば出すほど 儲かる仕組みになっていましたが、 近ごろは少々事情が違ってきています。 なぜなら、病院や医院が 国民健康保険や社会保険などの 健康保険組合へ請求できる 国で決められた薬の価格(薬価)と、 製薬会社や卸問屋などから 実際に納入される薬の価格の差が ほとんどなくなってきたからです。 以前は、極端な例を挙げれば、 ……

第218回 「喘息・アトピーの娘さんをもつ、Nさんからの手紙」

東洋医学コラム

喘息・アトピーの3歳の娘さんをもつNさんから、 相談のお手紙を頂きました。 『1月ほど前から喘息の治療を漢方に切り替えました。  処方されているのが  「小青竜湯」(煎じて飲んでいます)なので、  たびたびのマオウに関しての注意・呼びかけに、  漢方を選択した保護者の責任を感じながら、  ビクついている次第であります。  実際、娘の状態としては良い感じです。……

第217回 ご存知ですか?ドクダミと十薬の違い

東洋医学コラム

「ドクダミ」と「十薬(じゅうやく)」は、 基本的に同じ植物です。 しかし、ドクダミは薬屋以外でも買えますが、 十薬は薬屋以外では買うことはできません。 なぜなら、ドクダミは医薬品でなく、 十薬は医薬品だからです。 具体的に言えば、ドクダミと十薬の違いは 日本薬局方という 検査基準を満たしているかどうかによります。 つまり、この植物特有の薬効成分が 一定の割合……

第216回 医師の給料が高い、その理由は?

東洋医学コラム

地方での医師不足の問題が テレビや新聞などで 大きく取り沙汰されていますが、 それは当然の成り行きといえるでしょう。 なぜなら、これ以上、医師の数が増えると 医師の質が落ちるなどといって 日本医師会が医学部の増員や 増設に難色を示していたり、 多額の補助金が必要という理由で 厚生労働省のほうも それをあまり認めようとしていないからです。 しかし、増員すると ……

第215回 嘘でも、放映されれば真実に?

東洋医学コラム

「〇〇でガンが治った!」などの 体験談を集めた本の出版社に対して、 厚生労働省が 虚偽・誇大広告を禁じた 健康増進法に基づく行政指導を行った ということを先日、このコラムで書きましたが、 同様の指導は出版社だけでなく それらの本に掲載してある 健康食品の販売会社にもされております。 なぜなら、出版社が 販売業者の利益を図る目的で 「タイアップ」という形の契約……

第214回 ○○漢方研究所の秘密とは?

東洋医学コラム

「アトピーに効く」などと言って 無許可で医薬品の販売をしていた オウム真理教の信者ら9人が 薬事法違反で逮捕された というニュースが数日前にありました。 調べによると、 業者は「漢宝堂」と称して、 中国から輸入したクリームを インターネットを通じて 販売していたそうですが、 なぜ薬事法違反で 逮捕されたのかというと、 薬局・薬店などの許可を受けずに 医薬品の……

第213回 説明書を病院で渡す、裏の理由?

東洋医学コラム

「患者さん中心の医療を目指す」 などといったフレーズが、 テレビの番組や雑誌などの記事で 最近非常によく目につきます。 確かに、それを完璧に行うことが 本当に出来るのなら問題はありませんが、 もしそうでない場合には 逆に患者さんにとって 大変な重荷になるのではないかと 思えてきました。 なぜなら、患者さん中心の 医療を目指して行くということは、 言い方を変え……

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