お客さまとお話していると、年中お風呂に浸からずシャワーですませていらっしゃる方が
意外に多いことに驚かされます。
ご家庭自体がそういう習慣のおうちもありますよね。

どこかで見たアンケートでは、4分の1くらいの方がシャワー派のようです・・・。

ガス代は安く済むし、そうじも楽でいいなとは思いますが^^;
やっぱりお風呂に浸かるのって幸せな時間ですよね。

そして、それはダイエットにも関係があります。

 

こんにちは^^
このブログをご訪問いただきありがとうございます。
福井県越前市の虎ノ門漢方堂です。

 

何度かお話していますが、今日はお風呂の素晴らしさについて書いてみたいと思います。

以前、福井新聞の記事に掲載されていたものから抜粋させていただきます。
(東京都市大教授 早坂信哉先生による)

まずお風呂の「三大健康作用」についてです。

【浮力】
浴槽に肩まで浸かることで、体重は10分の1まで軽くなります。
全身の筋肉を休め、リラックスさせることができるのです。

 

 

 

 

【静水圧】
お湯の中に体を沈めた際の水圧で、体が締め付けられます。
下半身が締め付けられると、マッサージの時と同じような効果が表れ
たまっていた血液やリンパ液が心臓へ押し戻され、むくみや血流が改善します。

湯船に浸かると、温熱による血流改善に加え、水圧による利尿ホルモンの影響で、
老廃物を効率よく体外へ排出させることができるというわけなのです。
お風呂に入る前に、コップ1杯以上の水分を採ると血液の流れがよくなり、
尿もたくさん排出できて、デトックス効果がさらに高まります。

 

【温熱作用】
体温が上がり、血管が広がって血液の流れがよくなります。
全身を流れる血流は3~4倍にもなり、体の芯まで温まることができます。

 

良質な睡眠にもつながりますが、これには温熱作用に加え
入浴のタイミングも大切になります。
お風呂に入ると、中心の体温は0.5度前後上がり、1~2時間経つと急速に下がります。
このタイミングで布団に入ると深い眠りにつくことができます。

 

湯温が42度以上だと、体が興奮して眠れなくなり、入浴が寝る直前だと、
体温が上がったままで寝つきが悪くなります。

他には、固いブラシやタオルでゴシゴシ洗うことはNGなこと、
リラックスして呼吸に意識を集中することでイライラや不安が和らぐことなども書かれていました。

 

 

他にはこんなことも!

毎日湯船に入る人は、よく眠れて健康状態も良いということがわかりました。
さらに面白いことに、幸福度も高いことが判明。

さらにここ数年で、入浴に関する大規模な研究が進み
毎日湯船に浸かることによる長期的な健康効果が明らかになってきました。

 

いかがですか?いいことたくさんですよね!

リラックスして自律神経が整うので、食欲を抑えるといううれしい効果もあります。
お腹が空いたときに、お風呂に入るとおさまったりしますよね。

 

余談ですが、お湯に浸かるだけで皮膚を程よくきれいにする作用があるそうです。
石鹸でごしごしこすって洗わなかったとしても、お風呂のお湯に浸かるだけで毛穴が開き、
皮膚表面の汚れは十分に落とすことができます。
(お風呂につからないと取れない汚れもあるようですよ!)

 

 

 

 

そして普段お客さまにもよくお話しているのですが、
お肉が気になる部分・・・たとえばお腹とか太ももなんか。
お風呂の中でモミモミしてあげることで、脂肪が燃えやすくなるのでお勧めです!

 

とにかく、お風呂は血液の循環がよくなるので、痩せるチャンスです。
毎日シャワーという方も、たまには浸かってみてはいかがでしょうか^^

 

 

♦今日のつぶやき♦

 

お風呂の記事書いてたら、温泉に行きたくなりました~!!

全国旅行支援?が先日始まって、あちこちで予約が入っているというニュースを見ました。
うちは何も予定がないので、うらやましいです。

旅行に行かれる方は、どうぞいろんな面で気をつけて、楽しんでいらしてくださいね~!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます^^

Blog No 1255

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371



◆ この東洋医学のコラムは、虎ノ門漢方堂の薬剤師 城戸克治が、直木賞作家 邱永漢さんの依頼を受け、ほぼ日刊イトイ新聞の分家サイト「ハイハイQさん」に約3年間に渡り連載した医師/薬剤師向けの「中医学事始め」を一般の方向けにわかりやすく解説したものです。

※この記事の著者、城戸克治のプロフィールはこちら