「2024年6月」の記事一覧(2 / 3ページ目)

第287回 夜中に、何度もトイレに行く理由

東洋医学コラム

精神科の病院に入院中に長時間の身体的拘束を受けた患者が、拘束中や解放直後に肺塞栓(はいそくせん)症で突然死亡するケースがこのところ東京近辺で多発しており、長時間身体を動かさないことが発症の引き金となるエコノミークラス症候群がその原因ではないかと疑われています。 一般に、入院患者の肺塞栓症の予防や対策は外科や整形外科の手術の場合が主に対象になっており、精神科な……

第286回 「医学博士は医師でない!」

東洋医学コラム

ビタミンEの場合のように、寡占・独占の状態をあらかじめ作っておいて、それからマスコミを使ってブームを引き起こし利益を一人占めにする手法は、現在も医薬品や健康食品の業界でしばしば行われています。 例えば、「あるある大辞典」や「おもいっきりテレビ」などには、医学博士の肩書きを持った人たちが毎日、いろいろな口上を述べにたくさん出演されておられますが、これらの方々も……

第285回 「計画的犯行の疑い」

東洋医学コラム

「賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ」、ドイツの鉄血宰相 ビスマルクの有名な言葉です。わたしが薬剤師になってからもうかれこれ25年ほど経ちますが、この言葉の持つ意味が50才に近づく年齢になると、別に賢者にならなくても自分の仕事や趣味の領域ではいろいろな形で理解できるようになってきます。 現在、大変なブームになっている「CoQ10」ですが、これに非常によく似た……

第284回 「CoQ10にも、大きな落とし穴が?」

東洋医学コラム

無用の長物と長らく考えられてきた盲腸に、じつは免疫物質の9割近くを作るという大切な役割りがあることが最近の医学では解明されてきています。 また逆に、今まで絶対に必要と考えられていたものが実はそれほど重要ではなかったり、取り過ぎると反対に害になったりする話も、いろいろなところでたびたび聞かされます。 現在、「CoQ10」が品切れ状態が続く大変なブームになってお……

〇〇〇食べは太ります|虎ノ門漢方堂式ダイエット

虎ノ門漢方堂ブログ ダイエット 食べ方について

  「マツコの知らない世界」というテレビ番組、ときどき拝見してるのですが 先日、食欲について取り上げられていました。 ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。   こんにちは^^ このブログをご訪問いただきありがとうございます。 福井県越前市の虎ノ門漢方堂です。   途中から見たのですが、こんな内容のお話をされていました……

第283回 「ビタミンEの摂取で、短命に」

東洋医学コラム

日本では、ビタミンEは老化や病気の原因になる活性酸素を消す働きがあるといわれて非常に人気がありますが、「ビタミンEの大量摂取は有害である」という研究結果が11月10日、アメリカの心臓学会で発表されました。 欧米と中国の約13万6000人の高齢者を対象に行われたその臨床試験(最長約8年)によると、毎日267ミリグラム以上のビタミンEを取り続けた場合の死亡率は、……

第282回 地震で、お風呂に入れない場合には・・・

東洋医学コラム

寒くなって汗をかきにくくなると、余分な水分や汗と一緒に排出されるべき老廃物が体内に蓄積され、血行状態が悪くなって、むくみ、だるさ、頭痛、肩こりなどの症状を引き起こします。 また寒い時期は、コーヒーや緑茶、ドリンクなどカフェインを多く含む飲み物にも注意が必要になってきます。なぜなら、カフェインは心臓のポンプ機能を亢進し、血流を増加させて血液の循環障害を改善しま……

第281回 「失眠(しつみん)のツボ」

東洋医学コラム

前回なぜ、漢方や薬剤師の職能について述べたのかといいますと、それは新潟県の中越地震があったからです。 中越地震のような大規模な災害では、道路や鉄道などの交通網や電気・ガス・水道などのインフラにも大きな被害が発生したりして、ケガや病気になっても病院などの医療施設で治療を受けれなくなる可能性があります。 また、現在の日本のような非常に恵まれた医療環境の中では想像……

第280回 漢方=漢方薬ではありません!

東洋医学コラム

一般に日本では、漢方とは漢方薬を飲むという意味合いで使われる場合がほとんどのようです。しかし実は、漢方とは漢方薬を飲むという行為だけを指す言葉ではなく、長い間の経験によって導きだされたある種の治療体系全体を指している言葉なのです。 ですから、漢方の中には漢方薬のほかに鍼とかお灸などの治療法もありますし、食事や生活の仕方によって病気を改善する養生法の知恵もあり……

第279回 「誰も見ていなかった」

東洋医学コラム

風邪の予防に、「総合感冒薬」いわゆる風邪薬を使用する方がおられますが、それは非常に危険な行為です。なぜなら、風邪薬に含まれている成分は、風邪を予防したり治したりするものではなく、熱や頭痛、せき、鼻水など、風邪の症状を緩和する目的の解熱鎮痛剤・せき止め薬・鼻炎薬をまとめ合わせたものだからです。 テレビや新聞、雑誌などで毎日、激しく繰り広げられている製薬会社の広……

ページの先頭へ

メニュー