中医学的に腎と膀胱が弱い人の性格は、保守的で消極的になりやすく新しいことなどにあまり興味を示さなくなる傾向があります。 また、腎が弱いということは老化が進んでいるのと同じことですから、物忘れ・精力減退・尿が近い・ひざや腰の痛み・骨密度が低くなる・耳が遠くなる・抜け毛・白髪・歯が抜ける・皮膚がガサガサする・動作が緩慢になるなど老人に特有の症状が数多く現れてきま……
「2015年12月4日」の記事一覧(3 / 3ページ目)
第103回 「体操で病気を治す」
漢方薬が効く理由として、それ自体に含まれる成分が例えばビタミンやミネラルのように人体に必要なものであったりする場合や、漢方薬が身体のどこかの部分を刺激してそこの働きを活発にする場合などがあります。 鍼灸などでは、「ツボ」と呼ばれる小さな部分を針やお灸で刺激してそれに対応する内臓や器官などを活性化させて治療しています。どの部分を刺激すればよいのかは、長い経験の……
第102回「色彩の東洋医学」
グレープフルーツの香りが脂肪の燃焼を促進させるとかラベンダーの香りが副交感神経を刺激して太るようにするとかの研究がなされ、それを裏づける結果も出ているという記事を先日どこかで拝見いたしました。確かに、カレーや焼き肉の匂いがすれば食欲も湧きますし、身体もシャキっとするような気分にもなります。 このように、匂いで身体を刺激できるなら色でも同じような可能性があるの……
第101回 「トリカブト配合の漢方薬」
日本では、ものの要所を「肝腎要め」というふうに表現しますが、中医学でも肝と腎は特に重要なところでお互いに深いつながりがあると考えられています。そのため、肝を強化するときには腎も一緒に強化する方法がよくとられます。また、肝・腎を強化すれば、目・耳・骨を丈夫にすることもできるため、老化防止にも大へん役に立ちます。 肝と腎を強化する漢方薬はいろいろありますが、それ……
第100回 「疲れませんか?パソコン前のあなた」
肝は老化により衰えるだけでなく、睡眠不足や精神的なストレスさらに運動不足などによっても傷みます。その理由としては、睡眠不足やストレスで副交感神経がうまく働かずに血管が収縮したり、運動不足で血管などが固くなって肝など内臓への血流が悪くなることが考えられます。 最近ではパソコンやテレビゲームの愛好者が増え、若い人の中にも目の疲れや視力減退などの症状を訴える人が非……