腎臓が悪くなっている状態で病院で検査を受けると、大抵の場合、尿に“タンパク”が下りています。なぜ、腎臓が悪くなると尿にタンパクが下りるのかといいますと、腎臓の中にある血液を濾過する働きを持つ糸球体の部分が弱ってくるためです。 本来、タンパク質は身体に必要なものですから、腎臓の機能が正常で適正なタンパク質の摂取量であれば、糸球体からタンパクが漏れ出すようなこと……
「2024年9月25日」の記事一覧
第355回 「腎臓からの悲鳴!」
タンパク質を過剰に摂取した場合、腎臓を傷めることがあるのは腎臓の血管に大きな負担が掛かるからです。腎臓は左右に2つありますが、実は身体全体の0.5%ほどの大きさしかない意外と小さな臓器です。ところが、この小さい臓器に流れ込む血液の量は、身体の中を流れる血液全体の約25%もの量があるのです。 また、腎臓の中に数多く存在している、血液を濾過し尿をつくる働きを持つ……