「2024年9月3日」の記事一覧

第334回 ステロイドを花粉症に使わない、真の理由とは?

東洋医学コラム

花粉症とは、体内に侵入した異物から身体を防御しようとする生体反応の一種で、免疫細胞がIgEと呼ばれる抗体を作り体内から花粉を追い出そうと働きます。つまり花粉症になると、くしゃみや鼻水、涙目などの症状が頻繁に起きるのは、異物すなわち花粉を追い出そうとする人体の生理的現象であるということがいえます。 しかし、花粉症の患者さんにステロイドを使うと、異物を排除しよう……

第333回 花粉症の薬で、ぜんそくが・・・

東洋医学コラム

市販されている花粉症の薬の多くには、鼻水や鼻づまりを解消させるため、内服薬、外用薬を問わず血管収縮剤が配合されていますが、血管収縮剤は使い方を間違えたり、血圧の高い人が使うと、脳圧の急激な上昇を引き起こし頭痛や脳内出血の原因になることがあります。 さらに、もうひとつ使い方で特に注意が必要と思われるのは、「気管支ぜんそく」の持病がある場合です。 なぜなら、鼻は……

第332回 花粉症の特効薬

東洋医学コラム

現在、スギ花粉が飛散のピークを迎えつつあるようです。今年は花粉の量が去年の30倍以上ということで、世間を非常に騒がしておりますが、花粉症は地球の温暖化がすすめばさらに増加してくる性質のものですから、今回運良く、花粉症と無縁の人でも先々、安心することはできません。 花粉症とは、体内に入り込んだ異物から身体を防御しようとする一種の生体反応で、免疫細胞がIgEと呼……

第331回 「ビールを飲んで、痛風を治す!」

東洋医学コラム

大のビール党で、痛風の専門家でもある鹿児島大学医学部付属病院の教授が皮肉にも痛風を患ってしまい、禁酒したくないあまりに自らを実験台に痛風とビールの因果関係を研究した話が、最近、大きな話題になっております。 痛風は「帝王病」という別名が示す通り栄養過多の食生活が原因といわれ、血中の尿酸値が高い状態が続くことで、関節に激痛を起こしたり腎臓に障害を引き起こしたりし……

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