こんにちは^^

先日、たまたま見ていたNHKスペシャルで
「亜由未が教えてくれたこと~障害者の妹を撮る~」
というドキュメンタリーがありました。

NHKのディレクターをされている男性が
障害者の妹さん(23歳)を1か月介護しながら撮る・・・というものでした。

妹さんは身体を自分で動かすことも、話すこともできなくて
おうちでご両親が毎日お世話されていました。
その男性は普段は別の場所で独立して生活されているみたいで
1か月間だけご両親の介護の様子を撮りながら、ご自分も介護に加わっていらっしゃいました。

本当に大変そうな毎日でしたが
その中で、ちょっと衝撃を受けたことがありました。

その男性は、妹さんに笑ってほしくて
歌を歌ったり、ギターを弾いたりしていたのですが
それを見ていたお母さんが男性におっしゃっていたのです。

「結果的に笑顔だったのと、笑顔を求めるのとは違う。
いいと思っても笑わない場合もあるし
笑顔だから幸せとは限らない」

 

 

いろんなところで、いろんな人が
「笑顔がいい」「笑顔は素晴らしい」「笑顔は病気も治す力がある」
などなど、うたっていますよね。
中には無理やりでも笑顔を作ることによって
幸せホルモンが出る・・・みたいな話もあります。

わたしも、Facebookで「今日も笑顔で♡」なんて毎日つぶやいてました(笑)

 

でも、そのお母さんの言葉でハッとした気がします。

笑顔でなくても幸せなことはあるし
笑顔だから幸せとは限らないんだ・・・・。

 

なので、最近はFacebookで「笑顔」はあまり使わないようにしています(笑)

わたし自身は接客業なので笑顔が基本だと思っていますが
これからの「笑顔」に対する考え方がちょっと変わるようなドキュメンタリーでした。

 

 

 

 

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371



◆ この東洋医学のコラムは、虎ノ門漢方堂の薬剤師 城戸克治が、直木賞作家 邱永漢さんの依頼を受け、ほぼ日刊イトイ新聞の分家サイト「ハイハイQさん」に約3年間に渡り連載した医師/薬剤師向けの「中医学事始め」を一般の方向けにわかりやすく解説したものです。

※この記事の著者、城戸克治のプロフィールはこちら