こんにちは^^
いつもありがとうございます。
福井県越前市の虎ノ門漢方堂です。
今日は春みたいなお天気ですね!
暖かいとなんだかホッとします。
昨日の新聞にこんなコラムを見つけました。
健康診断で糖尿病予備軍とされた人たちに、食事の際の食べる順番を指導したところ
減量に有効だったという研究結果についてです。
(関西電力医学研究所などの研究グループによる発表)
従来通りの食事指導よりも、栄養バランスや食べる順番に重点を置いた指導を受けた人の方が
1.5キロ多く体重が減少したほか、食事の摂取量も200キロカロリー程度減らすことができたそうです。
いつもお話していることですが、食べる順番を考えることで
血糖値の上がり方を変えることができるのです。
この記事の中で、関西電力病院総長の方も以下のように解説されています。
炭水化物より先に食物繊維を含む食品を取ると、消化管からの糖の吸収がゆっくりになり、
食後の高血糖や体重増加を抑えられる効果が得られる。
また、たんぱく質を含む肉や魚を先に食べると、
胃の働きをゆるやかにして食欲を抑制するホルモンも分泌されるという。
野菜などをよくかむことで、満腹感、満足感も得られやすく、食べ過ぎも防げる。
従来の糖尿病の食事療法というと、1単位=80キロカロリーで
この栄養群が何単位・・・・みたいにかなり面倒くさいものでしたよね。
でも、この食べ順を考えるだけだったら
そんなに頭を使わなくていいですし、本で調べたりの面倒くささもないですよね。
お金もかかりませんし(笑)
こんな感じで、いきなりごはんやパンを食べるのではなくて
野菜、お肉などをしばらく食べてからごはんに行った方がいいということです。
出された野菜を全部食べてから、お肉を全部食べて・・・・
ということではないのです。
最初の5分だけお野菜やお肉をゆっくり噛んで食べてから
ごはんなどに手をつけるようにするといいということですね。
ちょっと意識する癖をつけてみてはいかがでしょうか^^
厚労省の国民健康・栄養調査によると、
糖尿病患者と予備軍を合わせて2000万人もいると言われています!
その予防にもなりますし、ダイエットにも効果的です。
ひとつ付け加えるなら・・・・、これらを食べる前に
お味噌汁やスープなどの水分を摂ることもお勧めです。
また食事前には「いただきます」を言って、
脳に今から食事がスタートすることを連絡してくださいね。
親御さんの介護で悩んでる友達からメールが来たのですが
何をしてあげられるわけでもなく・・・
できるのは愚痴を聞いてあげることくらいですよね。
そして、気分転換をする時間を作ってねと話しました。
わたしも介護の経験あるのでよくわかります。
気晴らしに出かけたりもなかなかできない状況の中で
何かでホッとしたり、笑ったりする瞬間があると癒されます。
短い時間であっても、そういう時間を大切にしてほしいなって思います。
Blog No 825
虎ノ門漢方堂のダイエットとは ⇒ 更年期障害・自律神経失調症・鬱 ⇒ 腰・肩・関節・ひざの痛み・リウマチ
◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)
◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371
◆ この東洋医学のコラムは、虎ノ門漢方堂の薬剤師 城戸克治が、直木賞作家 邱永漢さんの依頼を受け、ほぼ日刊イトイ新聞の分家サイト「ハイハイQさん」に約3年間に渡り連載した医師/薬剤師向けの「中医学事始め」を一般の方向けにわかりやすく解説したものです。
※この記事の著者、城戸克治のプロフィールはこちら