我々、日本人の頭の中はいつのまにか物事の肝心な部分が見えにくい構造になってしまい、自分で考えることがほとんど出来なくなってしまったようです。 先日、NHKのテレビで「食べて治す」という題名の番組を1時間近くに渡って放送しておりましたが、その内容はあまりに当たり前の話でした。 病気を治すには薬だけでなく食事が大切である、といった内容の趣旨でしたが、そんなことは……
「2024年」の記事一覧(7 / 14ページ目)
第308回 「不治の病い」
自分が運がいいと思う人と運が悪いと思う人の心理分析をして、運を鍛える4つの法則を提唱している人の話を先日、Q先生もコラムで書いておられましたが、まったくその通りだと思います。 特に4つの法則の中に、「運のいい人は、将来に対する期待が夢や目標の実現を促す」というものがありましたが、これは医療の現場においても非常に説得力のある言葉です。 例えば治療が難しい患者さ……
第307回 「とても寒い話」
昔のエスキモーの人たちは氷の上で裸で寝ていた、という話を聞いたことがあります。驚きべきことに、彼らは氷の上で裸で寝ていても凍傷にかからなかったそうです。 しかし、現代のエスキモーの人たちがそんなマネをしたら、すぐに凍傷にかかってしまいます。どうして彼らが凍傷にかかるようになってしまったのか、不思議に思った人類学者がいろいろ調査したところ、意外なところにその原……
第306回 あの五嶋みどりさんが (その2)
先天的に聴覚が鈍感であるとか、異常に丈夫であるというのなら話は別ですが、通常の構造の耳をした人間であれば楽器の奏でる大きな音や鋭い音質の音を毎日のように聞き続けることは、耳だけでなく身体のほうにも 物理的に大きな影響を及ぼすと思われます。 例えば中医学では、耳は五臓六腑の「腎」と関係が深く、聴覚に対しての物理的な刺激は腎に大きな影響を与えると考えられています……
梅雨の時期のダイエット|虎ノ門漢方堂式ダイエット
しばらく、「梅雨はいずこへ?」みたいな真夏のような暑さが続いていましたが ここのところ梅雨らしいジメジメした毎日です。 しばらく傘マークが並んでいるので、梅雨本番という感じでしょうか・・・。 こんにちは^^ このブログをご訪問いただきありがとうございます。 福井県越前市の虎ノ門漢方堂です。 この梅雨の時期の気圧の低下……
第305回 あの五嶋みどりさんが (その1)
わずか10才でニューヨークフィルの大晦日コンサートにソリストとして招かれ、スタンディング・オヴェイションを受けた日本が誇る世界的ヴァイオリニスト、五嶋みどりさんへのインタビュー番組をお正月にNHKで放送していましたが、番組の中で彼女は原因不明の拒食症で一時期、相当困っていたという話をされておられました。 拒食症は主に精神的なストレスによることが多いものですが……
第304回 ヤンキースの松井選手の場合は
偽医者が捕まった場合、患者さんへのインタビューやテレビや新聞などの報道を見ていると、「やさしくて、名医」という評判をとっていることが実に多いものです。 やさしくて気さくだから名医なのか、と釈然としない方もお医者さんの中にはおられるとは思いますが、患者さん側からすれば、やさしく話しやすいことは現在ではやはり名医の必要条件となりつつあります。 しかし、よく考えて……
第303回 「Q先生から、私が教わったこと」
大学の医学部を卒業したばかりの研修医では、国家試験程度の知識は持っていても薬の名前もほとんど知らないし、患者さんに注射をした経験もありませんから、実務能力においては多分、偽医者以下かも知れません。 しかし、周囲のスタッフが協力してフォローしてくれているから、どうにか仕事をすることができるのです。大学病院などで、新米の医師がベテランの婦長さんや看護婦さんたちに……
第302回 有名国立大学から博士号が・・・
「ハイハイQさん」に執筆させて頂いて2年余り、早いものでもう300回を越すようになってしまいました。通常の仕事もこなしながらはたして週に3回も執筆ができるのか、自分でもいささか心配しておりましたが、 読者の皆さまの励ましの声、Q先生の秘書の方、HiQ編集部の方々の協力で、どうにかここまで来ることができました。本当に、ありがとうございました。 「ハイハイQさん……
第301回 「これが、おとその正しい飲み方」
三国志演義に確か、華陀(かだ)という名医が関羽を麻酔なしで切開手術する場面があったように記憶していますが、その名医の華陀が十数種類の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが「お屠蘇(とそ)」の始まりといわれています。 また、お屠蘇という名前の由来について有名な三つの通説を紹介いたしますと、一つめは、「屠蘇庵」という庵(いおり)の主が、自分で作ったお酒を常用して三……