「2024年8月20日」の記事一覧

第324回 あの薬は、抗ガン剤だったのか!

東洋医学コラム

リウマトレックスはリウマチ専門の医師が処方する医薬品で、関節の障害を抑える効果が他のリウマチ薬に比べて高いため、長期間使用している患者さんが多いと聞きます。 しかし元々、この薬の成分は1960年代に抗ガン剤として開発され、それが1980年代になってリウマチに高い治療効果があることが分かり、世界各国で関節リウマチの治療薬として使用されるようになったものです。 ……

第323回 「患者さん、危機一髪!」

東洋医学コラム

約10万人の患者さんが使用しているという関節リウマチの治療薬「リウマトレックス」の重い副作用で、1999年の承認から昨年11月までの期間に134人が死亡したというニュースが先日、新聞やインターネットなどで報道されていました。 副作用の症状は、骨髄の抑制による白血球や血小板の減少などの血液障害、間質性肺炎が中心になっています。また、死亡した人の中には、使用が禁……

第322回 あの薬草に、発ガン性があったとは?

東洋医学コラム

前回、苦い味が胃腸によいという話をしましたが、身体によいことばかりなのかというと決してそういうわけではありません。 例えば、センブリという名前の薬草があります。なぜ、センブリという名前がついたのかと言いますと、千回煎じてもまだ苦いという比喩からです。この薬草は、苦味健胃剤として、食欲不振や胃のもたれ、消化不良などの胃酸分泌が低下した場合の症状によく用いられま……

第321回 Q先生の寿命は?

東洋医学コラム

以前、Q先生が著書の中で、「77才で終わりです」というようなことを話されておられましたが、それはまったくの杞憂に終わりました。それどころかここ数年、先生は年を重ねるごとに年々若返っていくような気配さえ感じられます。 皆さんもご存知の通り、先生は最近、コーヒーの栽培にかなりのエネルギーを注いでおられます。しかし、中医学的にみれば、逆にコーヒーからエネルギーをも……

第320回 「間違えました!」

東洋医学コラム

『麦茶や番茶、ほうじ茶には、茶という文字が書いてあっても茶の葉は一切含まれておりません。』と先日、このコラムに書きましたが、少し訂正があります。 「麦茶には、茶という文字が書いてあっても茶の葉は一切含まれておりません。また番茶、ほうじ茶には、茶という文字が書いてあってもカフェインはほとんど含まれておりません。」以上が、正しい文章です。 番茶、ほうじ茶には茶の……

第319回 骨密度の減少を防ぐ、Q先生の大好物とは?

東洋医学コラム

還暦を大きく越えてもなお、一向に衰えをみせないQ先生ですが、年に数十回も飛行機に乗るということは、宇宙飛行士と同様に重力低下による骨密度の減少を知らないうちに招いている可能性があります。 「大陸へ行っている時は毎日マッサージをして、日本にいる時はマッサージをしないため、日本にいる時は腰が痛くて、中国に行ったら痛みが軽くなるという生活を繰り返しています。」とい……

第318回 Q先生の秘密 その2

東洋医学コラム

還暦を大きく越えてもなお、Q先生の頭脳が衰えを知らず極めて明晰で優秀な状態を保っているのは、実は宇宙飛行士と関係があるという仮説を私が思いついたのは、「田中角栄研究」で有名な立花隆さんの著書を以前に読んだことがあるからです。 その本の内容を一言で説明しますと、人間が宇宙飛行を経験すると、肉体的な変化よりも精神的な面でより大きな変化が起きるというものです。 実……

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