「2024年7月」の記事一覧(2 / 2ページ目)

第305回 あの五嶋みどりさんが (その1)

東洋医学コラム

わずか10才でニューヨークフィルの大晦日コンサートにソリストとして招かれ、スタンディング・オヴェイションを受けた日本が誇る世界的ヴァイオリニスト、五嶋みどりさんへのインタビュー番組をお正月にNHKで放送していましたが、番組の中で彼女は原因不明の拒食症で一時期、相当困っていたという話をされておられました。 拒食症は主に精神的なストレスによることが多いものですが……

第304回 ヤンキースの松井選手の場合は

東洋医学コラム

偽医者が捕まった場合、患者さんへのインタビューやテレビや新聞などの報道を見ていると、「やさしくて、名医」という評判をとっていることが実に多いものです。 やさしくて気さくだから名医なのか、と釈然としない方もお医者さんの中にはおられるとは思いますが、患者さん側からすれば、やさしく話しやすいことは現在ではやはり名医の必要条件となりつつあります。 しかし、よく考えて……

第303回 「Q先生から、私が教わったこと」

東洋医学コラム

大学の医学部を卒業したばかりの研修医では、国家試験程度の知識は持っていても薬の名前もほとんど知らないし、患者さんに注射をした経験もありませんから、実務能力においては多分、偽医者以下かも知れません。 しかし、周囲のスタッフが協力してフォローしてくれているから、どうにか仕事をすることができるのです。大学病院などで、新米の医師がベテランの婦長さんや看護婦さんたちに……

第302回 有名国立大学から博士号が・・・

東洋医学コラム

「ハイハイQさん」に執筆させて頂いて2年余り、早いものでもう300回を越すようになってしまいました。通常の仕事もこなしながらはたして週に3回も執筆ができるのか、自分でもいささか心配しておりましたが、 読者の皆さまの励ましの声、Q先生の秘書の方、HiQ編集部の方々の協力で、どうにかここまで来ることができました。本当に、ありがとうございました。 「ハイハイQさん……

第301回 「これが、おとその正しい飲み方」

東洋医学コラム

三国志演義に確か、華陀(かだ)という名医が関羽を麻酔なしで切開手術する場面があったように記憶していますが、その名医の華陀が十数種類の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが「お屠蘇(とそ)」の始まりといわれています。 また、お屠蘇という名前の由来について有名な三つの通説を紹介いたしますと、一つめは、「屠蘇庵」という庵(いおり)の主が、自分で作ったお酒を常用して三……

第300回 ドーナツで、風邪薬は効き目が消える?

東洋医学コラム

市販されている風邪薬や痛み止めとドーナツを一緒に取ると、効き始めるのが遅くなったり、効き方が弱くなったりすることがあります。 なぜなら、ドーナツの糖分と、風邪薬や痛み止めに含まれている解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンとがくっついてしまって、吸収が邪魔されるからです。 そのため、薬がなかなか効いてこなかったり、効きめが弱くなったりするトラブルがこのところ割り合……

第299回 大概、聴診器で騙せます

東洋医学コラム

前回の話の続きになりますが、外科や整形外科、耳鼻科、眼科などの専門的診療科目の医師に比べると、内科の医師に成りすますのは、初歩的な医学知識があれば比較的難しいことではないと思われます。 なぜなら、内科の医師には手術や処置の技術が必要ではありませんし、高血圧や高脂血症、糖尿病など、いわゆる生活習慣病の指導ぐらいなら、市販の医学辞典にでも目を通せば真似事ぐらいは……

第298回 「内縁の妻」

東洋医学コラム

以前、病院の院長の「内縁の妻」が、東大卒の医師と偽って無資格で診療行為をしていたとして医師法違反(無資格診療)の罪に問われ、院長ともども逮捕された事件がありました。 そのときの報道によれば、彼女は病院の開業当時からずっと内科の診療部門を担当しており、10年間以上も約20人の同僚医師や看護師たちは、彼女が偽医師であることにまったく気づかなかったそうです。 人手……

第297回 アメリカ人にバカ受け? 日本のお土産No.1

東洋医学コラム

先日発行されたアメリカの医師会誌によると、米国に移住してきた外国人が同国に長期間滞在すればするほど、肥満の傾向が強まるという研究の結果が明らかになったそうです。 例えば、米国に来て1年未満の場合では、肥満と分類される外国人の割り合いは約8%ほどにすぎないのに、15年以上住んでいる外国人の肥満率は19%にも及び、世界一の肥満大国、米国生まれの住民の肥満率22%……

第296回 アメリカで、二番目に尊敬される職業?

東洋医学コラム

しばらくぶりに薬剤師会の会合に出席しましたが、昔、薬でしこたま儲けた薬屋の二代目や三代目の方たちが多いせいか、話していてもどうも話がかみ合いません。 来年早々に処方せんを発行する病院に関しての話が主な議題でしたが、困ったことに違法な行為をまた、やらかそうとしているのです。 福井県の場合、医薬分業の比率が日本でも最下位の部類に属し、分業を推進するために行政側が……

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