「年々太っていくんです・・・・」
「若いころは太ってもすぐに戻ったのに、今は全然戻りません」
「最近は食事を減らしてもなかなか痩せなくなって」
ダイエットのご相談に来られるお客さまにお話を聞いていると
こんな声がすごく聞こえてきます。
若い方のご相談ももちろん多いのですが
40~50代のお客さまが比率としては最も多くなっています。
「太りやすいお年頃」があるのです。
こんにちは^^
いつもありがとうございます。
福井県越前市の虎ノ門漢方堂です。
年を取るにつれて痩せにくくなる・・・というのはなんとなくみなさんご存知だと思うのですが
その主な原因は、基礎代謝の低下です。
基礎代謝・・・・動かなくても寝ていても消費するカロリーのことで
代謝は主に、筋肉・内臓で行われます。
この基礎代謝は、なんと10代をピークにして、それから徐々に下がる一方なのです!
50代の女性の基礎代謝量は、8歳くらいの子供と変わらないそうです^^;
(TANITAさんHPより)
ダイエットの基本、摂取<消費になると痩せるのですが
この「消費」の70%が、今お話している基礎代謝なのです!!
なので、基礎代謝が落ちる=消費カロリーが減る=太りやすくなる
太りやすくなるのはもう火を見るより明らかな事実なのです。
なので、若い時と同じ食事をしていると、消費カロリーが減っていく分
脂肪として蓄えられて太ってしまうというわけなのです。
筋肉も同じように、年々落ちていきます。
80歳ころには若い時の半分になってしまうとも言われているそうです・・・。
代謝を行う筋肉が減るわけですから、必然的に代謝は落ちますよね。
また女性の場合、女性ホルモン(エストロゲン)も年々減少していくことで
これもまた代謝が落ちる原因になるのです。
閉経後急に太りやすくなる方もいらっしゃいます^^;
身体的な要因の他にも、太りやすい原因は考えられます。
40~50代くらいになってくると、子供も手が離れて楽になり
身体を動かすことがかなり減ってきますよね。
また、自由な時間ができることで外食や旅行に行ったりする機会も増えて
それも太る原因になります。
夜や休みの日も、昔に比べると暇な時間が増えて、
そのせいでお菓子に手が伸びたり・・・・という方も多いのではないでしょうか?^^;
もちろん、楽しい時間を過ごすことは反対しません。
むしろ、どんどん楽しんでください!と声を大にして言いたいです。
ただ、楽しんだ分はどこかで調整する必要はありますよね。
「帳尻合わせ」をしながら、いろんなこと楽しんでいただきたいと思います。
予防策としては、まずは食事を見直していただきたいです。
量だけを極端に減らすのではなく、
糖質を減らし、タンパク質・ミネラル・ビタミンなどはきちんと摂取するようにしてください。
大事な栄養素まで減らしてしまうと逆に代謝も落ちてしまいます。
内臓も代謝に大きく関わっています。
内臓を大事にするために、食べ過ぎないことや、よく噛んで食べること。
冷たいものを控えること。よく寝ること。
など、いつもお話していることですね^^
そして、普段生活の中でこまめに身体を動かすこと。
筋肉を増やすのは難しいけど、動かして刺激することで血流もよくなって代謝も上がります。
できることやって、「太りやすいお年頃」を上手に乗り越えていきましょう^^
♦今日のつぶやき♦
最近、お休みの日に時間ができたときに映画を観るようになりました。
Amazonプライムで観れるようになったので♪
昨日見た「鍵泥棒のメソッド」という映画がめちゃくちゃ面白かったです!!
最近見たものの中では1番でした(≧◇≦)
香川照之さんと堺雅人さんが主演なので、面白くないわけないですよね~。
機会があったら是非ご覧くださいね!
くすっと笑える楽しい映画です。
Blog No 1121
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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)
◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371
◆ この東洋医学のコラムは、虎ノ門漢方堂の薬剤師 城戸克治が、直木賞作家 邱永漢さんの依頼を受け、ほぼ日刊イトイ新聞の分家サイト「ハイハイQさん」に約3年間に渡り連載した医師/薬剤師向けの「中医学事始め」を一般の方向けにわかりやすく解説したものです。
※この記事の著者、城戸克治のプロフィールはこちら