自分が、「普通よりも太ってるなぁ~」とか「ちょっと痩せ気味だよね」と判断するのは
どんな物差しを使いますか?

 

こんにちは^^
いつもありがとうございます。
福井県越前市の虎ノ門漢方堂です。

 

よくご存知かもしれませんが、自分の肥満度や適性体重を調べるのにBMIが使われますよね。
計算されたことありますか?この機会に一度ご自身の値を出してみてはいかがでしょうか?

このBMIですが、ボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。

計算式は

  • BMI = 体重kg ÷ (身長m)2

たとえば、身長160センチ、体重65キロの場合は 65÷(1.6×1.6)=25,39 で
BMiは25ということになります。

 

日本肥満学会の定めた基準では

18.5未満が「低体重(やせ)」
18.5以上25未満が「普通体重」
25以上が「肥満」

 

また日本肥満学会では、BMI22を適正とするため、適正体重を出すときはこの計算式になります。

  • 適正体重 = (身長m)2 ×22

身長160センチの方は 1.6×1.6×22=56.32 で
適性体重は56キロとなります。

 

25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、
30を超えると高度な肥満としてより積極的な減量治療を要するものとされているそうです。
こうなるとダイエットを考えられる方も増えてきます。

ただ、この値がすべてというわけでもありません。

 

BMiが正常でも内臓脂肪が多い場合もあります。
よく聞かれると思いますが「隠れ肥満」というものですね^^;

 

また、BMIが同じ人でも見た目が違っている場合もあります。
脂肪と筋肉の割合によって、見え方も変わってくるためです。

 

このブログで何回か登場しているこの写真(笑)

同じような体型に見えるこの二人の女性。
右の人の体重は・・・・・。

 

こんなに体重が違うんです!

 

どうしてこういうことが起こるかと言いますと・・・筋肉と脂肪の割合の違いです。

これは脂肪3キロの模型なのですが、筋肉は同じ3キロでももっとちっちゃいです。

脂肪は筋肉と同じ重さでも、体積が2倍以上あるからです。
なので脂肪率が高いと、太っていても軽いし
筋肉が多いと、痩せていても重い・・・という現象が起こってきます。

なので、脂肪を減らすことで見た目が痩せて見えるということです。
BMIだけがすべてじゃないかもしれません。
それを頭に入れておいてくださいね^^

 

 

♦今日のつぶやき♦

今日から連休に入った方も多いのではないでしょうか?
感染対策はしっかりしながら、楽しい休日をお過ごしくださいね^^

連休中ブログはお休みさせていただきます。
その間にこのブログのことを忘れてしまわないでくださいね~~~~~(笑)

 

 

 

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371



◆ この東洋医学のコラムは、虎ノ門漢方堂の薬剤師 城戸克治が、直木賞作家 邱永漢さんの依頼を受け、ほぼ日刊イトイ新聞の分家サイト「ハイハイQさん」に約3年間に渡り連載した医師/薬剤師向けの「中医学事始め」を一般の方向けにわかりやすく解説したものです。

※この記事の著者、城戸克治のプロフィールはこちら