「東洋医学コラム」の記事一覧(2 / 26ページ目)

第250回 「にがり」が主成分の温泉?

東洋医学コラム

【苦味泉】 硫酸イオンが主成分の温泉です。 芒硝(ぼうしょう)泉・石膏泉・ 正苦味(せいくみ)泉の3種類に分類され、 舐めると苦く、収れん作用があるため、 すり傷やケガなどの症状に効果があります。 現在、「にがり」が大ブームになっていますが、 この温泉の成分は 簡単に言えばにがりのようなものです。 飲用すると胆汁の分泌が促進されて、 腸のぜん動運動が盛んにな……

第249回 「毒を持って、毒を制す!」

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【硫黄泉】 温泉水1キロに対して、 硫黄(イオウ)を1mg以上含有しています。 卵の腐ったような独特の匂いの温泉で、 湯は白く濁り、石けんもほとんど泡が立たない。 また、刺激性も強く、高齢者や病弱者、 皮膚や粘膜の弱い人は 入浴を避けたほうがよいとされている。 しかし、療養効果は最も顕著で、 応用範囲も広く、身体もよく温まる。 「毒を持って、毒を制す!」 と……

第248回 「坊ちゃん」で有名な、あの温泉は?

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前回、源泉の温度が25度を越えれば 温泉と名乗れるという話をしましたが、 25度以下の場合でも、特定の成分が 1つでも基準の量以上含まれていれば、 現行の温泉法では 温泉としての指定を受けることが出来ます。 例えば、リチウムイオンの場合、 温泉水1キロに対して 1mg以上含まれていれば温泉になりますし、 バリウムイオンでは5mg以上、 鉄イオンの場合では10……

第247回 「温泉乱発の裏事情」

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昔は、別府や有馬、草津など、 お湯が自然と豊富に湧き出ているところを 温泉と呼んでいたのですが、 昭和の中頃に作られた 「温泉法」という法律によって、 温泉の定義自体が大きく変わりました。 温泉法は、源泉での温度が 25度を越えていれば、 含まれる成分や量に関係なく 温泉の指定を受けることができたり、 25度以下でも特定の成分が 1つでも基準の量を満たしてい……

第246回 食塩が添加? 熱海温泉

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治療の目的に使われる温泉は 療養泉と呼ばれ、 含まれる成分や量によって 食塩泉・単純泉・硫黄泉・放射能泉・ 重曹泉・硫酸塩泉・鉄泉など 約10種類ほどに分類されています。 【食塩泉】 日本の温泉に一番多く見られる泉質で、 ナトリウム塩化物泉とも呼ばれます。 舐めると塩辛く、入浴すると 皮膚に塩分が付着して 汗の蒸発が妨げられるため、 身体が温まっていつまでも……

第245回 「寿命が縮む、危険な温泉」

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長野県安曇村の 白骨温泉の公共野天風呂で、 約8年前から湯が白濁しなくなったため、 市販の入浴剤を入れて 乳白色に偽装していたことが分かり、 今や大きな社会問題にまで発展しています。 また、温泉に関する法律自体も かなりいい加減なもので、 大きな浴槽にスプーン1杯程度の量の 温泉が入れてあれば 何々温泉と名乗ることができる といった呆れた話も テレビの特番で……

第244回 今は、避けたほうが賢明でしょう

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先日、イギリス食品規格庁が、 日本から輸入されたヒジキの中に ヒ素が高い濃度で含まれているとして、 英国民にヒジキを食べないように 勧告したというニュースが報道されていました。 ニュースによれば、 英国内で販売されている海藻類のうち ヒジキやワカメ、昆布など5種類について 毒性をサンプル検査したところ、 日本産のヒジキの全サンプル9銘柄から 高濃度の無機ヒ素……

第243回 「コレさえ飲めば、どんな病気も治る」

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私どもに相談を依頼される方の場合、 すでに何らかの漢方薬や 健康食品・サプリメントを利用されていたり、 病院からお薬を出されたりしている方々の割合が 非常に多いものです。 また、いつも決まって 「こういうものを知人にすすめられて  飲んでいるのですが、  はたしてこれでいいのでしょうか?」 「コレとアレを一緒に飲んでも大丈夫ですか?」 「コレは誰が飲んでもよ……

第242回 「お金をかけずに、ひざの痛みを治す方法」

東洋医学コラム

変形性関節症の場合、注意が つい骨のほうにだけ集中しがちですが、 筋肉も私たちの身体を支えていく上で 重要な役割りを演じています。 ですから、脚の筋肉を丈夫にする体操で ひざの関節周辺の筋肉を鍛えたり、 筋肉をマッサージで揉みほぐしたりすると、 症状が軽い方の場合では それだけでも 痛みが随分と楽になることがあります。 【脚の筋肉強化法】 仰向けに寝た状態で……

第241回 果たして、200人の運命は・・・

東洋医学コラム

普通の骨と違って、軟骨には カルシウム分は含まれておりません。 軟骨は、70%前後の水分とコラーゲン、 そしてプロテオグリカンと呼ばれる 糖とタンパク質の複合体から形成されています。 プロテオグリカンの中心となる成分が 硫酸グルコサミンで、 不足すると軟骨の磨耗が始まり、 軟骨組織は徐々に崩壊していきます。 以前に、ヨーロッパで 硫酸グルコサミンを使った 臨……

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