「東洋医学コラム」の記事一覧(6 / 26ページ目)

第210回 本当はとても怖い!葛根湯

東洋医学コラム

日本では漢方薬は医薬品の扱いをされておりますが、アメリカでは健康食品のカテゴリーに分類されています。ですから、日本では漢方薬やその原料である生薬は薬局・薬店でしか販売できませんが、アメリカでは健康食品として薬局・薬店以外のところでも販売が可能です。 しかし、こうした現実は意外と大きな危険性を内部に含んでいます。何故なら、漢方薬は誰にでも安心して使うことの出来……

第209回 朝鮮人参、アメリカで輸入禁止に!

東洋医学コラム

ガンに効くという話がどこまで本当なのかは分かりませんが、アガリクスは食用のキノコとして椎茸や松茸と同じように昔から多くの人たちに食べられてきたもので、少なくとも毒性のあるキノコではありません。 しかし、現在の農業のやり方では、その栽培方法によって本来は毒性がない農作物にまで毒性が現れてしまう可能性は常に存在します。 以前、中国産や韓国産の朝鮮人参がアメリカや……

第208回 アガリクス、劇症肝炎で死亡者が・・・

東洋医学コラム

「アガリクスの粉末の健康食品を服用した神戸市内の60歳代の男性が劇症肝炎を発症して死亡し、入院先の国立病院機構神戸医療センターが 『主にアガリクスが原因と疑われる』という報告を市に提出していた」という記事が、1ヶ月ほど前の新聞に掲載されていました。 市から連絡を受けた厚生労働省は「因果関係がはっきりしない」として今回の公表を見送ったわけですが、記事を見た限り……

第207回 健康食品に、嘘が多い理由?

東洋医学コラム

健康食品の業界は、本当にいろいろと問題の多いところです。なぜ、そんなに問題が多いのかといいますと、アメリカで1994年に制定された「Dietary Supplement and Health Education Act(DSHEA法 )」 という法律が、日本にも悪い影響を及ぼしていたのではないかというふうに私は考えています。 これは、アメリカのダイエット業界……

第206回 代替医療とガン保険の意外な関係?

東洋医学コラム

代替医療という名において使われる健康食品や治療などの価格が不当に高くなっている理由に、生命保険などの医療保険やガン保険の診断一時金・入院給付金の問題があります。 どういうことかと言いますと、患者さんが保険でこれぐらいもらえるからと、販売する側や治療する側が自分勝手に判断して、高額な価格を付けていることが往々にしてあるからです。 例えば、一般的なガン保険の場合……

第205回 「代替医療」は、なぜ高額なのか?

東洋医学コラム

代替医療ということでいろいろな健康食品が出回っておりますが、それらが果して効果があるのか、また価格が適切なのかということは闇に包まれている状態のような気がします。 主に代替医療はガンなどの難しい病気に対して使われる場合がほとんどですから、どうしても価格も高額になりがちです。また、1種類だけでなく数種類をすすめられることもあり、大変な金額になってしまうケースも……

第204回 夜逃げや自殺をする前に

東洋医学コラム

アメリカやヨーロッパなどの文明国では、「保証人」というのはもうすでに廃止されている制度です。しかし、日本には、まだ存在しています。もし、知人や親戚から「保証人になって欲しい」と頼まれた場合には、 それが単なる保証人であるのか、または連帯保証人であるのか、必ずきちんと確認しなければなりません。何故なら、保証人と連帯保証人とでは言葉はよく似ていても、その意味に大……

第203回 世の中には、ガンよりも恐ろしいものが・・・

東洋医学コラム

日本語が便利な言葉であるということを以前にこのコラムで書きましたが、それには視覚的に文字をパッと見ただけで意味がわかるということも含んでいます。 例えば、水仙の花と書いてあれば可憐な花の姿が頭の中に浮かんできますし、実際は汚い花であっても、花の字が書いてあればやはりきれいな花をこちらのほうで勝手に想像してしまいます。 英語などの表音文字の場合でも同じようなこ……

第202回 「時代は変わる!」

東洋医学コラム

ガンが患者を死に至らしめるのは、ほとんどの場合が転移によるものです。転移したガン細胞が脳や肺・肝臓・骨などの重要な部分に転移増殖して致命的なダメージを身体に与えます。 もし、ガン細胞が転移せずに局所的な部分にとどまっていれば、いくら大きくなったとしてもそれほど怖い病気ではありません。 また、抗ガン剤や放射線などでガン細胞が縮小したという話もよく聞きますが、い……

第201回 「薬剤師は見た!」

東洋医学コラム

今から30年ぐらい前に、アメリカでは「米国ガン法」という国を挙げてのガンを撲滅しようとする運動が制定されました。その頃、私は中学生ぐらいでしたが、新聞や雑誌の新年の座談会などで、「10年後や21世紀には ガンの特効薬が発明されてガンは不治の病いではなくなるだろう」といった話が、毎年のように力強く掲載されていたことを覚えています。 おそらく、世界一の大国である……

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