「東洋医学コラム」の記事一覧(11 / 26ページ目)

第160回 「酸性食品とアルカリ性食品の違いとは?」

東洋医学コラム

「砂糖をたくさん摂取すると、血液が酸性になる」とか「砂糖は酸性食品だから、身体に悪い」とか、いろんなことがもっともらしく言われておりますが、一概に砂糖は酸性食品とはいえませんし、酸性食品が身体に悪いという訳でもありません。 酸性食品というのは、食品を燃やして灰にした場合に硫黄やリンなどの酸性の元になる物質が多い食品を指し、タンパク質が多く含まれている肉・魚な……

第159回 「黒砂糖は身体によい?」

東洋医学コラム

テレビや健康雑誌などでは、「白砂糖は身体に悪くて、黒砂糖や三温糖のほうが身体によい」などといった、まるで白砂糖を目の敵にしたような話がよく放送されたり掲載されたりしていますが、それにはちょっと異論があります。 例えば、白砂糖が白いのは、漂白したり白く着色したりしているからだ、などと言われたりすることがありますが、白砂糖が白く見えるのは雪が白く見えるのと同じよ……

第158回 「気には、6つの働きがあります」

東洋医学コラム

中医学では、気には6つの働きがあるとされています。 1.推動作用 人体の発育や成長などの生命活動、各臓器の活動や血液の循環・栄養物質の運搬・新陳代謝などすべての生理活動は、気が推進しています。言い換えれば、気が動くことによって、人体は活動することが 出来るのだともいえます。中医学では、こうした気の運動能力を「推動(すいどう)作用」と呼んでいます。 2.温煦作……

第157回 「インフルエンザの見分け方」

東洋医学コラム

風邪は、鼻や喉などの粘膜に、ウィルスなどの病原菌が付着して引き起こされる急性の感染症の総称です。症状は、のどの痛み・鼻汁・くしゃみ・セキなどが中心で、発熱もそれほど高くなく重症化することも稀です。 一方、インフルエンザの場合も、上気道の粘膜にウィルスが感染して引き起こされる急性の感染症ですが、のどの痛みや鼻汁などの風邪によく似た症状の他に、38~39℃以上の……

第156回 「気は、生命の源です」

東洋医学コラム

中医学では、「気は身体中を休むことなく、巡り続けるもの」とされ、絶えず全身の臓器や器官・組織を駆け巡って人体の生理活動の流れを円滑に運び、生命を維持させていると考えられています。ですから、「気の動きが止まる」ということは、生命活動が終わるときでもあります。 気には、大きく分けて、上昇・下降・出・入という4つの種類の動きのパターンがあり、上昇と下降、出と入がそ……

第155回 「人間の寿命は百歳です」

東洋医学コラム

人間の身体は、年中無休で24時間休むことなく働き続けています。現代の医学とはかなり異なった概念ですが、中医学では、気・血・水というものがこの生命の流れの根本であると考えています。気とは、自然界を構成する最も基本的な物質で、その運動や変化によって自然界のすべての物は作られます。 中医学によれば、人体も自然界に存在する他の物質と同じく気をもとに構成された物質であ……

第154回 「年輪」

東洋医学コラム

若いときは、顔がいいとか可愛いというだけで人を判断しがちですが、年齢を重ねるごとに、自分の顔にシワが増えていくごとに、人間の顔の良し悪しがそれほどの価値を持たないことに気づいてきます。 例えば、ハンサムという言葉は、日本では主に顔の良し悪しを表わす意味で使われておりますが、英語で書けば“Handsome”で、辞書で調べてみれば外見のかっこ良さだけでなく、気前……

第153回 「なぜ、彼はわかってくれないのか」

東洋医学コラム

聞くところによりますと、男性と女性の脳には実は構造的な違いがあるそうです。その違いというのは、右脳と左脳の間隔が女性の方が広くなっているというもので、それが両者の物の見え方や考え方に大きな影響を及ぼしているという話です。 そんなわけで、男性は遠くが見えても近くが見えず、女性は逆に近くは見えても遠くは見えない。ですから、冷蔵庫のドアを開けた時でも、女性は昨日入……

第152回 「コレステロール値が低すぎると」

東洋医学コラム

「痩せているほうが長生きする」という説が以前は主流でしたが、最近では「年を取ってきたら、少し太めのほうがいいんじゃないか」というような話も囁かれるようになってきました。 その理由として、「太り気味の人は重い病気になったり大きな手術をして痩せても、痩せ過ぎになることはない」といった乱暴な話から、「身体に適度な脂質がないと、細胞膜が弱ってガン細胞に変化しやすくな……

第151回 「メニエール症候群」

東洋医学コラム

めまいやふらつきが主症状のメニエール症候群は特に生命を脅かすような危険な病気ではありませんが、原因がはっきりと分かっていないため、根本的な治療の方法もありません。 しかし、その原因は不明でも、メニエール症候群は肉体疲労や精神的な疲れが誘因となるのは確かですから、身体に休息と安静を与えることや養生をすることは、症状の再発を防ぐ意味でも症状を軽くする意味でも非常……

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