中医学では、「気は身体中を休むことなく、巡り続けるもの」とされ、絶えず全身の臓器や器官・組織を駆け巡って人体の生理活動の流れを円滑に運び、生命を維持させていると考えられています。ですから、「気の動きが止まる」ということは、生命活動が終わるときでもあります。

気には、大きく分けて、上昇・下降・出・入という4つの種類の動きのパターンがあり、上昇と下降、出と入がそれぞれのバランスを保って人体の生命活動の流れを調節しています。五臓でいえば、身体の上部の心と肺はその気を下降させる働きを、下部にある肝と腎はその気を上昇させる働きを、真ん中に位置する脾と胃は、脾が上昇、胃が下降の働きを受け持っています。

また、気は少なすぎても多すぎても病気になりますが、同じように気の動きのバランスやリズムが崩れても、人体の生理活動に異変が起きて病気の状態に陥ります。

よくある例を挙げてみますと、

<気滞>気の動きが妨げられて気が順調に流れなくなった状態で、患部が脹ったような感じになりやすい<気逆>気が過度に上昇してしまった状態で、しゃっくり・嘔吐・頭痛・咳・吐血などの症状が起こりやすい<気陥>気が衰えて、上昇させることが出来なくなったり、下降し過ぎてしまった状態。めまい、息切れ、脱肛、子宮下垂、胃下垂などに相当する症状が出やすい

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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