私たちの身体の免疫の仕組みは「腫瘍壊死因子(TNF)」がある程度ないと機能しませんが、あまり多すぎてもよいことはありません。

例えば、慢性関節リウマチなどは腫瘍壊死因子が増え過ぎて起こる病気で、免疫細胞の受容体と結びついて炎症の原因となる物質を作り出し、最終的に関節を破壊してしまいます。こうした病気は自己免疫疾患ともいわれ、全身性エリテマトーデスや重症筋無力症などが該当します。

このような、免疫が過剰になって自分の身体を攻撃してしまう病気にはステロイドが主な治療薬として使われますが、ステロイドを長期間使用していると骨が脆くなってくるという副作用がどうしても出てくるため、
治療が出来なくなってしまう場合があります。

特に、慢性関節リウマチの患者さんではもともと骨の状態がよくないために、ステロイドで痛みや症状が軽くなっても骨折しやすくなってしまい、満足に歩けなくなってしまう方もおられます。

そのため、現在では、腫瘍壊死因子が本物の受容体と結びつかないように、患者の体内に「ニセモノの受容体」を入れて慢性関節リウマチを治療する仕組みの薬剤が処方されることがあります。

しかし、免疫のほうの力も弱まってガンや感染症などにも罹りやすくなるので、十分に注意して使用することが必要です。

虎ノ門漢方堂のダイエットとは
更年期障害・自律神経失調症・鬱
腰・肩・関節・ひざの痛み・リウマチ

友だち追加

◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371
※北陸本線JR武生駅から、徒歩約7~8分です。
(お店の右側に駐車場がございます。)