うす味と濃い味とでは、うす味のほうが身体に良いと思われていますが、必ずしもそうばかりだとは限りません。

例えば、お味噌汁でも薄い味付けのものを二杯飲むのと倍の濃さのものを一杯飲むのでは身体の中に入る塩分の量は同じになりますし、甘さを控えたお菓子を2つ食べるのと甘いお菓子を1つ食べるのとでは
砂糖の分量は大体同じぐらいになるはずです。

日本人は一般に人の話を信じやすく余り疑わないという民族性があるそうですが、疑わないということは自分の頭であまり考えないということにもつながります。

私のところにもいろいろな方が相談に来られますが、「漢方薬さえ飲めば、どんな病気でもたちどころに治る」と単純に思っておられる場合も多いものです。

本来、病気には高血圧や糖尿病などの生活習慣病のように、毎日の生活に原因があるものがあります。あまり厳しい節制は必要ではありませんが、多少は生活の仕方を考えなければいけません。

例えば、ヒザや腰が老化して傷んで痛みが出てきた場合などでは、なるべくそれらの部分を休めてあげるべきなのに、散歩やジョッキングで鍛えようとして反対に状態を悪化させてしまう方もおられます。同じ症状でも、原因によって養生の仕方が正反対のことはよくあります。

日本のように平均寿命が高い国では、薬ばかりに頼らずに身体をいたわる工夫をすることも大切です。いつまでも痛み止めや湿布などで痛みをごまかしてヒザや腰を酷使し続けていると、最後には歩けなくなったり寝たきりの状態になってしまう恐れがあります。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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