中医学では、尿や便の回数・量・状態・色なども体調を知る重要な手がかりになることがあります。

例えば、色の薄い尿が大量に出たり夜中にトイレに何回も通う場合は気力不足か冷えが原因のことが多く、ひどくなると尿モレや失禁も起こりやすくなってきます。また、尿の量が少なく色が濃い場合は、身体に発熱や炎症があることを示しています。

気をつけなければいけないのは、小便が赤色や褐色に見える場合で尿に血液が混じっていることが考えられます。こんなときは、腎臓や尿管などに結石や悪性の腫瘍がある可能性がありますから必ず泌尿器科で検査されたほうがよいでしょう。

また、ウサギの糞のようなコロコロとした便がでる便秘の場合は腸が緊張して硬くなって大便が通りにくくなっているわけですから、いくら冷たい水を飲まれてもまた通常の便秘薬を飲まれても腸を刺激して余計に緊張させるだけで気持ちよく便が出るようになることはありません。むしろ、こんなときは牛乳にハチミツなどの甘いものを加えて暖かくしたものを飲まれたほうが、緊張も緩み便も軟らかくなりますから効果的でしょう。

一般に冷たい水が効く便秘は腸の動きが鈍くなっている弛緩性の場合で、便がバナナのような丸い棒の形状をしています。また、頑固な便秘や便に血が混じる場合、腸の中にポリープやガンが発生していることも考えられ検査が必要になります。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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