狭心症や心筋梗塞は、心臓の筋肉に酸素や栄養分を供給している「冠状動脈」という血管に血液がうまく流れなくなって起こる病気です。

症状としては、絞めつけるような胸の痛み・冷や汗・体温の低下・悪心・嘔吐・ショック症状・意識消失などがみられますが、個々の人によって症状は様々です。

また、痛みの発生する場所も必ずしも心臓のある胸の左側だけでなく胸の右側に症状が出ることもありますし、歯が痛くなったり下顎の痛みや肩こりのような症状から病気が始まる場合もあります。

狭心症と心筋梗塞の違いは、狭心症が冠状動脈が狭くなっているのに対し心筋梗塞は完全に詰まってしまっている状態です。ですから、狭心症の発作はダイナマイトの原料としても有名な「ニトログリセリン」という冠状動脈の血管を拡げる作用がある薬を使えば楽になりますが、心筋梗塞のほうは詰まった状態ですから、ニトログリセリンでは効果が期待できません。

もし、狭心症や心筋梗塞を思わす胸の痛みが歩いていたりスポーツしているときに起こったら、すぐにイスに座るか、しゃがみ込んで下さい。運動を中止すれば全身への血液の供給も少なくてすみ、心臓の負担も軽減されて、軽い狭心症の発作なら胸の痛みも自然に消失します。しかし、どちらにしても、一刻も早く救急車を呼ぶか、専門医のところに駆けつけることが必要です。

(注意)この場合、身体を横たえる姿勢は絶対に避けなければいけません。心臓と下半身の高さが同じになったり下半身のほうが心臓より高い位置になると、下半身の血液が急に心臓に流れ込んで心臓への負担が増してしまうからです。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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