第40回 新型肺炎、他人事ではありません!

「自国内で、新たな感染者が見つからなければ、28日にも新型肺炎の制圧をべトナムが宣言する」という新聞記事を目にしましたが、ベトナムが今回行ったような感染者を迅速に隔離して感染の拡大を阻止する方法は、新型肺炎のように治療手段がまだ見つからない伝染性の強い病気に対しては、必要かつ有効な方法です。

「病気イコール薬で治す!」というふうに、我々はすぐに考えてしまいますが、現在のような感染症によく効く抗生物質などがなかった昔には、伝染病に対しては隔離することが経験的にも一番効果のある方法だったのでしょう。

さらに、微生物は目で見ることも出来ないため、祟りであるとか呪いであるとかのように考えられて、ずいぶんと恐れられていたのではないのでしょうか?漢方の古典的医学書として有名な「傷寒論」が書かれた頃も、このような伝染病が猛威をふるっていた時代と考えられています。

今回の<新型肺炎>SARSも、残念ながらまだ特効薬が見つかっていないため、どれだけ犠牲者を少なくするかということを最重点に考えていかなければならず、どうしても患者を救う点が後回しにされてしまっております。

また、SARSの診断キットはすでに使われていますが、予防に必要なワクチンの生産にはまだ6ヶ月以上掛かるといわれています。そのため、日本でも感染の予防と感染したときの対策を、各自で考えておくことが必要になってきています。

※世界保健機関(WHO)の基準では、最初に感染が確認されてから、20日以上新たな感染者が出なければ「制圧」を表明できるとしています。

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