第248回 「坊ちゃん」で有名な、あの温泉は?

前回、源泉の温度が25度を越えれば
温泉と名乗れるという話をしましたが、
25度以下の場合でも、特定の成分が
1つでも基準の量以上含まれていれば、
現行の温泉法では
温泉としての指定を受けることが出来ます。

例えば、リチウムイオンの場合、
温泉水1キロに対して
1mg以上含まれていれば温泉になりますし、
バリウムイオンでは5mg以上、
鉄イオンの場合では10mg以上
含有されていれば温泉として合格します。

また、単純泉という種類の温泉がありますが、
これは特定成分が
1種類しか含まれていないという意味ではなく、
特定成分が基準以下の濃度で
湯温は25度以上あるということを示しています。

【単純泉】
日本の温泉の中で、
食塩泉に次いで二番目に多い温泉です。
温泉に含まれる特定成分や
二酸化炭素の量が
基準以下である場合を単純泉と呼びます。

温泉中に含まれる成分の濃度が薄いため、
効能・効果はあまり強くはありませんが、
その分身体に対する刺激も少なくて
肌の弱い人、高齢者、
子供も安心して入浴できる
万人向けの温泉ということができます。
しかし、含有される
成分の種類が少なければ、
家庭で入浴する場合と
それほど効果に違いがないということも言えます。

リハビリ施設が充実している
長野県の鹿教湯(かけゆ)温泉、
小説「坊ちゃん」で有名な
愛媛県の道後温泉がこの泉質の温泉です。

【適応症】
神経痛・リウマチ・骨折や外傷の療養・
脳卒中の後遺症・自律神経失調症・疲労回復など。
(この種の温泉の効能・効果は、
 主に身体を温めることによって生じるものと考えられます。)

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