第209回 朝鮮人参、アメリカで輸入禁止に!

ガンに効くという話がどこまで本当なのかは分かりませんが、アガリクスは食用のキノコとして椎茸や松茸と同じように昔から多くの人たちに食べられてきたもので、少なくとも毒性のあるキノコではありません。

しかし、現在の農業のやり方では、その栽培方法によって本来は毒性がない農作物にまで毒性が現れてしまう可能性は常に存在します。

以前、中国産や韓国産の朝鮮人参がアメリカやヨーロッパなどで輸入禁止になったことがありましたが、それは残留農薬が非常に多かったことが主な原因です。

皆さんもご存知の通り、朝鮮人参は大変に高価なものです。何故なら、効き目のある一人前の朝鮮人参に成長するまで6年もの長い年月が必要で、害虫や病気にも非常に弱く、栽培に大変な手間のかかる植物だからです。さらに、一度収穫するとその畑は20年以上も使いものになりません。

そのため、少しでも収穫を多くするために大量の農薬が使われてしまい、朝鮮人参を煎じるとそのエキスよりも残留農薬のほうが多いという裏話までありました。

前回のコラムでお話した「アガリクスの粉末の健康食品を服用した 神戸市内の60歳代の男性が劇症肝炎を発症して死亡した」という報告を、厚生労働省は因果関係がはっきりしないという理由で公表を見送りましたが、アガリクスの場合もそれ自体に毒性がなくても残留農薬が原因で毒性が出た可能性は果してどうだったのでしょうか?

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