第124回 ラッキョウが、心臓の薬に?

ラッキョウはいかにも
効きめがありそうな野菜ですが、
漢方薬の材料としても
かなり昔から中国では使われています。

例えば、2000年以上も前の
中医学の重要な古典の一つである
「金匱要略(きんきようりゃく)」
という書物の中にも、
ラッキョウとカラスウリの種を酒で煎じて作る
瓜呂薤白白酒湯(かろうがいはくはくしゅとう)
という漢方薬が出てきます。

イチョウの葉やタマネギなどが
血液をサラサラにする働きがあると
よくテレビや雑誌などでいわれていますが、
この漢方薬も
そういう作用を持っており、
狭心症や心筋梗塞などの症状である
針で刺すような胸の痛み・胸苦しさ・動悸などの
改善によく使われ効果を上げてきました。

また、ラッキョウには
硫化アリルという
ネギ類に特有の独特の臭いを持つ成分が含まれていますが、
この成分はビタミンB1と
糖分の体内への吸収を促進しますので
肉体の疲労回復にも大変効果があります。

聞く話によりますと、
禅寺の入り口にある石碑には、
ラッキョウ・にんにく・ニラなどを食べたり
お酒を飲んだりすると
精力がつき過ぎたり自制心が利かなくなるので
それらの持ち込みは固く禁止する
というふうなことが書いてあるそうです。

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