Q先生の晩餐会でのスピーチは毎回、20~30分ぐらいの長さはあると思うのですが、さすがに見事なものでいくら聞いていても飽きることがありません。おそらく、1時間聞いていても2時間聞いていても、その印象は変わらないでしょう。

なぜなら、常に話にメリハリがあって、明確で、最後まで要点がボケないからです。2~3人での会話ならいざ知らず、何十人もの相手がいる場合、なかなかこういうふうには話せません。よほど、先生の頭脳は明晰なのでしょう。

また先生は、「ハイハイQさん」だけでも二本の原稿を雨にも負けず風にも負けず、一年365日、毎日欠かさず書いておられますが、その他にもいろいろ連載があると聞いております。元々、先生の頭脳が優秀なのは周知の事実ですが、還暦を大きく越えてもまったく衰えをみせないのには何か大きな秘密があるはずです。

そこで、私はある仮説を立てました。その仮説とは、「Q先生 宇宙飛行士論」というものです。Q先生の頭脳が衰えを知らず、極めて明晰で優秀な状態を保っているのは、実は宇宙飛行士と関係があった。

まったく、中医学とは関係がないと思われる仮説ですが、調べれば調べるほど妙に理屈も合います。次回、その全貌を明らかに致します。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371


※ Q先生:邱永漢(きゅう・えいかん)
第34回直木賞受賞。経済評論家としても有名。
ほぼ日刊イトイ新聞「ハイハイQさん」で、城戸克治はコラムを3年間連載する。

※ この記事の著者:主任薬剤師 城戸 克治 プロフィール