『患者よ、がんと闘うな』の著者 近藤誠さんが急逝されました。以前、「文藝春秋」に掲載された論文の錯誤部分をお伝えし、先生から丁寧なお礼の手紙を戴いたことが思い出されます。当時と比べ、医学・薬学の進歩は目覚ましく、近藤先生の理論では説明が難しい事柄も増えてきました。
例えば、外科手術や放射線治療の場合、肺がん・胃がん・乳がんなど、“がんのある場所”を特定することがまず必要だったわけですが、近年の免疫チェックポイント阻害薬をはじめとするがん免疫療法では、“標的となるがん細胞がどんな性質を持つのか”という生物学的な識別が何よりも重要になってきています。
これが従来のがん治療の“常識”に収まらない新しいがん免疫療法の特徴で、がん治療の考え方そのものが大きく様変わりする序章の始まりなのかもしれません。
近藤先生のご冥福をお祈り申し上げます。

近藤先生からのお手紙
「ガンの養生と漢方相談」
現在は2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで亡くなる時代です。ガンは、低酸素&低体温の状態で糖質を餌に増殖していく性質を持っています。
糖質の多いパン・ご飯・そば・うどんなどは少なめに、葉物野菜やキノコ類を多めに摂りましょう。魚介類だけでなく、鶏肉、豚肉なども食べましょう。当店では、食養生などについてもお話をさせて頂いております。
「ガン、悪性腫瘍の代替療法とは」
代替療法といえば、漢方薬だけで治療しているイメージがありますが、実際には西洋医学と併用される場合がほとんどです。ガンと診断されるには病院に行かねばならず、そこから西洋医学の治療が始まるからです。
漢方薬が併用される理由は、食欲や体調がよくなって、QOL(生活の質)が改善されるからです。当然ながら、再発防止や体調維持にも役立ちます。しかし、漢方薬は体質と症状に合わせて処方しないと効果が出ないだけでなく、副作用が起きることもあります。
◆ただ今、当店では「初回、無料のカウンセリング」を行なっています。
<相談の予約方法>「ホームページを見ました、ガンの相談がしたい」と、
0778-22-2371まで、お電話ください。
虎ノ門漢方堂アドバイザースタッフ
城戸常雄 医学博士(京都大学医学部卒、元アメリカ国立衛生研究所)
城戸宏美 看護師・登録販売者(福井県立大学卒、元福井大学医学部付属病院)
