現在、西洋医学では血栓が出来るのを防止するため、血小板の凝集を抑えることに重点が置かれていますが、血液サラサラ、ドロドロの観点からすれば、赤血球や白血球の変形能力を高めたり粘着性を軽減することも血栓の予防には効果があるはずです。

中医学では、血栓の予防に丹参(たんじん)という中国産のシソ科の植物が配合された「冠心II号方」という漢方薬をよく使いますが、実際、この漢方薬には血小板の凝集を抑えるだけでなく、赤血球や白血球の変形能力を高めたり粘着性を軽減する働きがあるとも言われています。

また、西洋医学の心筋梗塞や脳梗塞の治療では、アスピリンやワーファリンなどの血小板の凝集を抑制する薬剤が使われることが非常に多いのですが、どうしても血が止まりにくくなるため、手術はもちろんのこと、歯科での治療、運動中の打撲などにも注意が必要になります。しかし、冠心II号方という漢方薬は、アスピリンに勝るとも劣らない血栓防止効果を持っていながら、出血を引き起こしにくいとされています。

中国共産党、毛沢東主席の重い心臓病を治療するために、世界で初めて西洋医学的な手法を取り入れて開発された、この有名な漢方薬は現在も心筋梗塞や狭心症の特効薬とし、
中国の中医学の病院でも西洋医学の病院でも広く活躍しています。

※冠心II号方は即効性を上げるため、病院では主に注射剤として使われます。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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