若いときは、顔がいいとか可愛いというだけで人を判断しがちですが、年齢を重ねるごとに、自分の顔にシワが増えていくごとに、人間の顔の良し悪しがそれほどの価値を持たないことに気づいてきます。
例えば、ハンサムという言葉は、日本では主に顔の良し悪しを表わす意味で使われておりますが、英語で書けば“Handsome”で、辞書で調べてみれば外見のかっこ良さだけでなく、気前がいい・余裕がある・金払いがきれい・りっぱな・・・など、文字通りというかもっと奥の深い意味合いを持っています。
ということは、若いときはハンサムでなくても、経験的にも経済的にも少し余裕が出てくる中年になってから、敗者復活戦でハンサムになれるチャンスがまだ残されているということでもあります。それに、こちらのハンサムのほうは、老若男女の区別なしにモテる可能性がありますし、心がけ次第ではずっと長持ちします。
また、精神的にも肉体的にも余裕を持つということは、中医学的に見ても非常に大切でいわば健康作りの原点と云えるものです。
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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)
◆虎ノ門漢方堂◆
〒915-0813 福井県越前市京町3-1-26
TEL 0778-22-2371
◆ この東洋医学のコラムは、虎ノ門漢方堂の薬剤師 城戸克治が、直木賞作家 邱永漢さんの依頼を受け、ほぼ日刊イトイ新聞の分家サイト「ハイハイQさん」に約3年間に渡り連載した医師/薬剤師向けの「中医学事始め」を一般の方向けにわかりやすく解説したものです。
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