第97回 ニラレバ炒めの落とし穴?

中医学では、肝は気・血・水の中の血の貯蔵庫とされるほかに汚れた血を解毒する作用や血に栄養を与える作用があるとされるため、血を「肝血」というふうに呼ぶことがあります。肝血は、人体のすべての組織・内臓・器官に運ばれ、それらが正常に働けるように栄養を供給し養っています。

そのため、中医学では、肝血はテレビの電源や自動車のガソリンなどのエネルギーと同じようなものと考えられており、「肝血を得ることができないと、目は物の形や色を見ることができないし、指は物をつかむことができない」といわれています。

また、ウソのような話ですが、病院でいくら検査しても異常がないのに目がよく見えないという場合に、肝血が目に十分に流れるように工夫して治療すると本当にものが見えるようになることもあります。

このように、肝血の供給がうまくいかないと、身体のいろいろな部分の機能に問題が起こってきます。つまり、体内の内臓・器官などやあらゆる組織は、すべて肝血から活動のエネルギーを与えられ円滑に秩序正しく運営されているといえます。

少し余談になりますが、「レバーが肝臓によい!」といって焼き肉屋や焼き鳥屋でレバ刺しや肝焼きばかり注文するひとがいますが、レバーには栄養分のほかに解毒前の血液や有害な物質などもたくさん含まれているわけですから、血抜きや水洗いをよくしないと肝臓に逆効果になることがあります。

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