第95回 健全な精神は、健全な肉体に?

病気の部位や性質から
病気の原因を知ることができたら、
その原因がどこからきているのかを
・外因(環境など外部的要素が原因となっているもの)
・内因(人間の感情などの内部的要素によるもの)
・不内外因(外因でも内因でもないもの)
の3つに区別して考えていきます。
これを「病因弁証」といいます。

まず、「外因」には
気象状況などの変化を元に考えられた
風・寒・暑・湿・燥(乾燥)・火(熱)の
6つの外部的な要素があげられています。
なお、ウィルスや細菌などの病原菌は、
目に見えないため
中医学が出来た時代には
気候などに由来するものとして考えられており、
現在もそのまま外因の仲間に含まれています。

「内因」は七情とも呼ばれ、
怒る・喜ぶ・憂いる・思う・悲しむ・
驚く・恐れるの7つの感情を指しており、
それらの感情によって
内臓が異常を起こしたり、
逆に内臓の障害によりそれらの
精神状態の異常が引き起こされたりする
というふうに考えられています。
こういった精神と肉体が
お互いに影響を及ぼし合っているという考えは、
現代の最新医学の研究でも
徐々に明らかになりつつあります。

「不内外因」というのは、漢文の読み通り
内因でも外因でもないものということです。
ほとんどが生活習慣に関することで、
飲みすぎ食べすぎなどの飲食の不摂生や
寝不足・寝過ぎ・働き過ぎ・遊び過ぎ・怠け過ぎ・、
過度の性生活などからくるものをいいます。
また、外傷や虫さされなどの場合も、
この中に含まれます。

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