第87回 人体を中華料理に例えると・・・?

八綱弁証という物差しで身体を診る場合、まず始めにすることは病気の位置を探ることです。皮膚や粘膜・筋肉・関節など身体の浅いところに病気があるのか、内臓を中心とした深いところにあるのかを考えます。

人体の構造は、中華料理に例えると肉まんやシューマイ・ぎょうざのようなものです。皮の部分が表・裏の表とすると、肉や野菜の詰まった中身の部分は裏にあたります。

「表」すなわち皮の部分は皮膚や体の表面の粘膜などに相当し、ウィルスや細菌など病原菌・温度や湿度など気候の変化などから人体を守ってくれています。

また、「裏」すなわち中身の部分は胃腸や肝臓などの内臓でほとんど占められており、内臓の障害が原因である生活習慣病の多くは裏の病気に分類されます。

通常、風邪のような感染症の多くは表の部位から体内へ侵入してきますが、すぐに対処してやればたいていの場合は早くよくなるものです。しかし、何も治療しないでそのままにしておくと病気が徐々に裏の部位の方にまで入ってきてしまい、治りにくい状態に変化していきます。

よく、「風邪は万病の元」などといわれますが、はじめの段階では簡単な風邪でも油断すると脳や脊髄や心臓に菌が侵入してしまい、取り返しのつかないことになることが時々あります。

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