第74回 あの有名人を生き返らせた秘薬?

中国の多くの病院では、狭心症や心筋梗塞・不整脈の特効薬として生脈散(しょうみゃくさん)という名前の漢方薬がよく使われています。この漢方薬は、主に注射剤や点滴として使われることが多く、毛沢東が3回めの心筋梗塞の発作を起こして危篤状態に陥ったときにもこの漢方薬の静脈注射が打たれました。

この漢方薬は麦門冬(ばくもんどう)・五味子(ごみし)・朝鮮人参の3種類の生薬の組み合わせから構成されており、麦門冬は身体に必要な水分を増やすために、五味子は汗で体内の水分が失われないように身体を引き締めるために、朝鮮人参は強心作用と気力を補うために配合されています。

西洋医学的にも、この漢方薬は心臓や肺の機能を高める・酸素の供給量を増やして心臓の負担を軽くする・心筋の収縮力を高めて血液の循環をよくするなどの作用が認められています。

また、日本では点滴などをする場合に室温と同じ温度のものを使用するようですが、冬の場合などには体温よりかなり冷たくなるため心臓など内臓に負担がかかることがあります。そのため、中国では、寒い時期に点滴などをする場合は、体温に近い状態にしてから行うことが多いそうです。

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