第71回 脳梗塞、夏場も多発?

脳梗塞といえば冬に起こるというイメージが強いのですが、男性に限っていえば3割近くが夏に発症しているそうです。また、夏は他の季節に比べると夜間の発生率もかなり高くなっています。

脳梗塞でも、冬の間に起こるものは心臓に発生した血栓が脳の動脈まで運ばれて起きる心原性のものが多く、夏に起こるものは脳に酸素や栄養を運ぶ頚動脈や頭蓋内血管などの太い動脈の内側にドロドロした粥状の血栓が詰まるアテローム性のものや脳の奥にある小さな血管が閉塞するもののように脳の動脈硬化が原因になっている場合が多いようです。

夏は気温が上昇して身体の水分が減少しやすく、血液の水分量も減少するため血圧が低下しやすくなって血液も固まりやすい状態になっています。これが、夏場に脳梗塞が起り易い理由です。

冬の場合は、気温の低下により身体の血管が収縮しやすいこと・コレステロールなどが固まり易くなること・心肺機能が低下しやすくなること・血液の循環が悪くなることなどが原因として考えられます。

また、夜間に脳梗塞の発生が多いのは、就寝中に蒸発する水分の量が意外に多いこと・就寝中には水分が補給できないことが主な原因と考えられています。

以上のことは、脳梗塞だけでなく、原因がよく似ている心筋梗塞や狭心症の場合にも当てはまります。

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