第57回 キムチは安全か?

人間は、甘いものでも辛いものでも苦いものでも酸っぱいものでも何でも食べますが、アメーバーやゾウリムシなどの単細胞の生物は苦いものや酸っぱいものを近づけると逃げるといわれていますが、おそらく辛いものでも同様ではないのでしょうか?

また、甘味・酸味・苦味・辛味・塩味の五味の中でも辛味は味覚ではなくて実は痛覚であるそうですから、取りすぎは危険なのでは?という疑問もでてきます。

中医学でいえば、辛味は発散させる・温める・流動させる・上昇させる・肺の働きを養う・血流をよくする・食欲を増進させるなどの作用を持つとされていますが、あまり取りすぎるとその発散作用のために体液や気力までも消耗してしまうといわれています。

韓国など寒さがきびしいところは、皮膚や毛穴も引き締まっていますから少々発散させても大丈夫だと思いますが、そんなに寒くないところや温かい季節は発散しやすいため辛いものの取りすぎは控えたいものです。もちろん、夏場に辛いものを適度に食べることは発汗して体温を下げたり腸内の腐敗防止の意味でも、体に悪いことではありません。

食べものでいえば、ネギ・生姜・シソ・にら・ラッキョウ・にんにく・酒などは辛くて体を温める性質を持ち、サトイモは辛いけれど体を温めも冷やしもせず、ハッカは辛くて熱を冷まします。ですから、体が冷える風邪には生姜湯やネギのスープなどの辛くて体を温めるものがよく、中医学で温病といわれるインフルエンザなどの高熱がでる風邪には体が冷やすハッカなどの配合された銀ギョウ散などの漢方薬をよく使います。

サブコンテンツ
メニュー