第55回 ハチミツの意外な落とし穴

中医学では、甘い味は緩める・補う・潤す・脾胃を養う・滋養強壮・痛みの緩和などの作用があると考えられています。 しかし、取りすぎると体全体がゆるんでしまりがなくなってしまったり・むくんだり・軟便気味になったり・下痢しやすくなったりします。また、アトピーやぜんそくなどのアレルギーの症状も甘味を取りすぎると悪化することが多いものです。

食べものでいえば、エビ・羊肉・牛肉・なつめ・カボチャなどは甘くて体を温める性質を持ち、米・ハチミツ・玉子・大豆などは甘くて体を温めも冷やしもしない性質で、 小麦・砂糖・トマト・白菜・レタス・豆腐・梨などは甘くて体を冷やす性質を持つとされています。

夏の暑いときに、よく冷やしたトマトを薄く横切りにして砂糖をたっぷりかけたものを私はよく食べますが、これは食欲があまりないときや体のだるさ・疲れに意外とよく効きます。美味しく作るコツは、盛り付けるお皿もトマトも冷蔵庫でよく冷やすことです。

一般的にハチミツはからだに良いからと老若男女が好むものですが、ボツリヌス菌が含まれていることがあるため、1才未満の乳児や入院患者または病気などで抵抗力が落ちている方などには与えないほうがよいと思います。また、子どもの便秘にハチミツを与える方がおられますが、上記の理由で水あめにされたほうが無難でしょう。

漢方薬でいえば、八味地黄丸などはハチミツで固めて丸剤にしているメーカーもありますので、外箱の表示をよく見ることも必要になります。

※アメリカでも、市販の約10%のハチミツがこの菌に汚染されているといわれております。

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