第54回 血糖値は、低いほうが危険?

小さい子供は、甘いものが大へん好きです。子供で辛いものや苦いものが大好物という話は、あまり聞いたことがありません。そのわけは、人間が生きるために甘味が基本的に一番重要な味であるからだと思います。現代医学においても、人間の脳はブドウ糖がエネルギー源になっておりそれで活動していることが分かっています。

糖尿病の治療において血糖値が高いことだけを心配する人がおられますが、それがすぐに生命を脅かすことはあまりありません。それよりも、本当に注意しなければいけないのは低血糖の状態を起こした場合で、すぐにブドウ糖を摂取しないとたちまち脳死の状態になってしまいます。そのため、カロリーを減らすための運動は食前などの空腹時はできるだけ避け、なるべく食後にされたほうがよいでしょう。特に、病院で糖尿病のお薬を処方されている場合は、日頃から低血糖に注意することが必要ですし、

低血糖を起こした場合の対処の方法は、命に直結することですから必ずお医者さんに聞いておかねばなりません。また、いくら甘くても低カロリーの甘味料などにはブドウ糖がほとんど含まれていませんので、低血糖を起こした場合にはまったく役に立ちません。

中医学においては、脾胃(現代医学でいうところの胃腸のようなもの)は特に重要な臓器の一つで、血液や筋肉をつくることもその働きとされておりそれらを養い維持することにも深く関係しています。この脾胃の部分に甘い味は働き、適度に甘味を取ればその働きを高めますが、取りすぎると反対に胃腸をこわしてしまいます。

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