第4回 薬と食べ物の違いは、味が決め手?

中医学では病気の原因や症状によって、薬が変わるように食べ物の取りかたも変わります。さらに、季節や地域によっても変わります。

春・夏や暑い地域、体が熱く感じるとき、熱がある時は、例えば、スイカ・瓜・トマト・なし・メロン・もずく・きゅうり・緑豆・そば・はとむぎ・緑茶・豆腐などの「寒性の食べ物」を取ることによって体を冷やして正常の状態になるようにしていきます。

反対に、秋・冬や寒い地域、体が冷えるとき、寒い時は、羊肉・しょうが・ねぎ・ニラ・かぼちゃ・もちなどの「熱性の食べ物」を取ることによって体を温めて正常の状態になるようにしていきます。ですから、特定の食べ物が、いつでもどこでもすべてのひとに良いということは通常はあまりありません。

日本人は食べ物のことをそれほど真剣に考えていないようですが、現在食べているものが、大体6ヶ月後の自分の体の構成物質になるという事実を冷静に考えてみたらどうでしょう。例えば、一卵性双生児の場合、同じミルクで育てている間は二人の顔かたちはそれ程変わりません。しかし、離乳食になって、二人の食べるものが少しずつ違ってくると、半年ほどでやはり顔や体つき、性格までもが微妙に変化してきます。

また、中華料理とフランス料理は世界の双璧といわれ賛美されていますが、「中国人はいくら美味しくても、体に良くない料理は食べない」「フランス人は美味しかったら、多少体に悪くても食べる」という話を聞いた事があります。

中医学では薬と食べ物はどう区別するのかというと、薬とは「薬理作用が強いもの、副作用のあるもの、味のよくないもの」食べ物とは「薬理作用があっても穏やかで弱いもの、副作用のないもの、味の良いもの」というふうに考えればよいということを聞いたことがあります。

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