第37回 黄色は注意信号?

顔色が以前より黄色っぽくなってきたら、
中医学では「脾・胃」の異常を考えます。
ただし、黄疸(おうだん)で
黄色っぽくなっている場合もあります。
そんなときは、目のまぶたをまくると黄色かったり、
ものをさわっても黄色になったりします。
その場合は、迷わず病院へ行かれたほうがよいでしょう。

中医学の脾・胃は、現代医学でいう
消化器系の作用の大部分を指していると考えられています。
まず、胃が飲食物を受け入れ簡単な消化吸収を行い、
次に小腸の方へと運びます。
脾は小腸で取り出された
水穀の精緻(栄養素のようなもの)を肺へと運び、
肺は空気中の清気(水素・酸素などに相当)と結合させ、
宋気(エネルギーのようなもの)と血液などを作ります。
そして、宋気と血液は全身を巡り、気や身体を養います。

また、脾の働きが衰えると
食欲不振・軟便・下痢などの症状だけでなく、
筋肉もやせて手足の力もが弱くなります。
また、太っていても、いわゆる水太りです。
こういう状態を脾気虚といい、
状態が進むと筋肉の力はさらに衰えて
内臓を上にうまく引き上げることが出来なくなり、
胃下垂・子宮下垂・脱腸・脱肛・遊走腎などの症状が
起こりやすくなります。
また、流産もしやすくなりますので、
妊娠している場合は注意されたほうがよいでしょう。

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