第35回「顔色が青くなってきたら」

中医学では、顔色も陰陽五行説によって、青色・赤色・黄色・白色・黒色の五つに分類します。そしてその色の具合から、肝・心・脾・肺・腎の異常を探ります。※顔色はなるべく、自然の光の中で観察します。蛍光灯などの光では顔色が変化してしまい、判断を間違えてしまうことがあるからです。

もし、あなたの顔色が以前より青っぽく見えてきたら、「肝」の異常を疑います。中医学の肝は、現代医学でいうところの肝臓の働きすなわち血液の貯蔵や老廃物の解毒だけでなく、感情や自律神経を調節する働きも担っていると考えられています。また血液を介して、目・脳・爪・筋肉を養います。

肝は「目」と関係が深く、目に異常を感じたら肝の異常も疑います。具体的に、肝の働きが悪くなると目が疲れやすくなったり、かすんだり、乾燥したり、ものがぼやけて見えたり、光がまぶしくなったりします。

また、うつやイライラなどの精神的な症状が現われたり、爪がもろくなったり、薄くなって剥がれやすくなります。筋肉のしびれや引きつり、こむら返り、貧血、便秘などの症状が出てくることもあります。

現代医学では、血液検査や超音波検査で肝臓の異常を見つけますが、中医学では自覚症状によって見つけ出します。

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