第34回 健康食品には副作用がない?

世の中には、背が高い・低い、肩幅がある・ない、肥満型・やせ型、手が長い・短いなど、いろいろな体型の人々が存在しております。これらの人々が洋服を買う場合には、おそらく服に袖を通して念入りに鏡を見ながら、自分の体型に合ったものを探すでしょう。さらに、季節のことも考えて寒い季節には暖かい生地を選ぶはずです。

また、めがねを買うときも自分の視力に応じてレンズを選びます。同じように中医学の場合でも、それぞれの体質や症状に合わせていろいろ薬を考えていきます。そのため、多くの薬の種類が必要にはなりますが副作用というものは出にくくなります。ですから漢方薬は副作用が無いのではなくて、それが問題にならないようにそのひとの症状や体質などを考慮して使っているのです。

また、医薬品は効能・効果を表示できますが、副作用も書かなければいけません。(漢方薬の場合も同様です。)健康食品は効能・効果を表示すると薬事法違反になり処罰されますが、副作用を表示する必要はありません。そのことが、健康食品には副作用がないと誤解されている大きな理由ではないでしょうか?

さらに、外国で医薬品として扱われているものが、日本に輸入されて健康食品として販売されている場合もあります。例えば、イチョウ葉のエキスはフランスやドイツでは医薬品として扱われていますが、日本では健康食品として販売されています。しかし、本来は医薬品ですから効果も期待できますが、誰でも服用してよいというものでもありません。場合によっては、危険なことさえあります。

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