三国志演義に確か、華陀(かだ)という名医が関羽を麻酔なしで切開手術する場面があったように記憶していますが、その名医の華陀が十数種類の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが「お屠蘇(とそ)」の始まりといわれています。

また、お屠蘇という名前の由来について有名な三つの通説を紹介いたしますと、一つめは、「屠蘇庵」という庵(いおり)の主が、自分で作ったお酒を常用して三百歳まで長生きしたという伝説。

二つめは、屠は屠殺(とさつ)の屠、すなわちやっつけるという意味、また、蘇は鬼を表わす言葉。つまり、屠蘇は節分(せつぶん)の豆のような、鬼を退治するニュアンスから名づけられたという説。

三つめは、屠蘇は邪気を屠(ほふ)り、人の魂を蘇(よみがえ)らせる。当時、恐れられていた疫病の予防を意味しているという説があります。

一般的に、お屠蘇の中に調合されている薬草の種類をみると大体、胃腸の働きを整えたり、のどや気管支を保護したり、血行をよくするものが中心になっており、身体を暖めて免疫力を高めてくれます。

ですから、通説の中で一番、中医学的に納得できるのは、三つめの疫病の予防を意味するという説です。飲み方は、元気な気を贈るという意味で、通常、年少者から年長者の順に盃をすすめます。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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