第245回 「寿命が縮む、危険な温泉」

長野県安曇村の
白骨温泉の公共野天風呂で、
約8年前から湯が白濁しなくなったため、
市販の入浴剤を入れて
乳白色に偽装していたことが分かり、
今や大きな社会問題にまで発展しています。

また、温泉に関する法律自体も
かなりいい加減なもので、
大きな浴槽にスプーン1杯程度の量の
温泉が入れてあれば
何々温泉と名乗ることができる
といった呆れた話も
テレビの特番で放送されていました。

本当に聞けば聞くほど
頭が混乱してくる理不尽な話ですが、
じつは健康食品の市場でも
同じことが現在もくり返し行われております。

例を挙げれば、
黒酢が大ブームになった時も、
一般に市販されている酢に
ほんのわずかな量の黒酢を添加して
堂々と黒酢と称して販売していたメーカーが
いくつもありましたし、
それを知っていて
大量に消費者に売りさばいていた
薬局やスーパー、ドラッグストアーも
全国にかなりの数存在していました。

温泉の場合でも、健康食品の場合でも、
調べれば調べるほど
普通の神経では考えられないような
おかしな事実が噴出してきますが、
その原因は行政の縦割りから
きているのではないかと思われます。

また、ここだけの話ですが、
白骨温泉の偽装は
さほど神経質になる問題ではありません。
本当に気をつけなければならないのは、
直接生命に関わる「レジオネラ菌」の問題です。

高齢者や乳幼児、病人など
身体の抵抗力が弱っている方が、
レジオネラ菌に対して
十分な対策が取られていない温泉のお湯や
飛沫を誤って吸い込んだ場合、
呼吸困難や意識障害を引き起こし
死亡する例が日本でも数多く報告されています。

※レジオネラ菌
  自然界の土や水に生息する菌。
  浴場施設に利用者の体についた菌が持ち込まれ、
  増殖する事例が近年多発している。
  二年ほど前にも、宮崎県日向市の温泉施設で
  集団感染により7人が死亡。
  スーパー銭湯や温泉保養施設が増える中、
  徹底した安全対策が求められている。

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