第223回 ひざに水が溜まる理由は?

関節を作る骨と骨との間には軟骨があり、
その軟骨と骨を包んでいる
関節包という部分は
滑膜という組織で内張りされており、
滑膜は関節液を分泌したり
吸収したりする働きを持っています。

リウマチは全身の
関節の滑膜が侵される病気で、
慢性的な炎症を生じさせ、
滑膜の細胞が腫瘍のように増殖して
軟骨と骨とを蝕み、
最後には関節を変形させます。

また、関節の軟骨がすり減る際に、
軟骨は微粒子となって
関節包の中に飛び散りますが、
これが滑膜の細胞を刺激して
関節包内に炎症を起こし、
ひざが腫れたり熱を持ったりします。

よく、「ひざに水が溜まる」といいますが、
実際に水が溜まるのではなく、
すり減った関節軟骨の微粒子によって
刺激を受けた滑膜細胞から分泌された
関節液が大量に
ひざに溜まった状態を指しています。

また、こうした状態になると
つい水を抜こうとしがちになりますが、
関節液は軟骨へ
栄養を補給する役目だけでなく、
クッションとしての働きも持っていますから、
水を抜いて楽になった分、
ひざへの負担は逆に増します。

この頃、どちらかというと
やや固めのサポーターがよく使われますが、
それには、ひざの前後左右や
上下の動きを少なくして
負担を軽減するだけでなく、
関節のすき間を狭めて
関節液が大量に溜まるのを防ぐという目的があります。

※注意、サポーターで余り締めつけ過ぎると、
  血流が悪くなって逆効果になることがあります。
  個人差をよく考え、いい塩梅に調整することが肝心です。

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