第222回 ひざの痛みが、厄介な理由とは?

ひざは全身で一番大きな関節で、
太ももにある大腿骨と
すねの脛骨とをつないでいます。
大腿骨と脛骨の接合部の骨は、
骨どうしが直接ぶつかり合わないように
厚さ3~4ミリの関節軟骨で覆われています。

骨と違って軟骨には
カルシウム分は含まれておらず、
軟らかく弾力性があります。
そのため、走ったりジャンプしたりして
衝撃的な力が関節に加わっても、
関節はその力の大部分を吸収し
被害を最小化することが出来ます。

※普通に歩いても、
  ひざにはかなりの力が加わります。
  体重90キロの人の場合、
  ひざには約1トンの力が掛かると言われています。

慢性的なひざの痛みのために
歩行や立ち座りがしづらくなり、
次第に日常生活に支障をきたす
「変形性膝関節症」という
厄介な病気がありますが、
その主な原因は関節の
軟骨がすり減ってしまうことによります。

また、人が歩く時は、
まず始めに
太ももの筋肉が収縮して
膝蓋骨(ひざのお皿)を引っ張り、
これに連動して下の部分が
次々に引っ張り上げられて、
足を前に踏み出す仕組みになっています。

このように、ひざの動きは意外と複雑で、
筋肉・骨・軟骨・腱などが
バランスよく連動しなければ、
スムーズに歩行することが出来ません。
老化で関節軟骨がすり減ったり
筋肉や腱などが弱ってくると、
自分が思っている以上に
歩行や立ち座りが困難になるのには、
こうした複雑なひざの構造に原因があります。

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