第221回 「よい医者や病院を見つける方法」

よい医者や病院を見つける場合、
患者さんはよく流行っているところや
有名なところ、また規模の大きいところを
つい探しがちになるものですが、
それが本当に正しいかといえば大いに疑問です。

なぜなら、患者にとって本当によい医者には
病院の規模など何の関係もなく、
最新設備さえ必ずしも重要ではないからです。
必要なのは、現在
患者さんが急を要する状態なのか、
自分の施設で十分に看てあげれるのかを
的確に見極めれる目を持っているかどうかです。
少し極端なことを言えば、それさえあれば、
患者さんに悔いが残る失敗の多くは
ほとんどの場合、未然に防ぐことが出来ます。

以前に何かの本で読んだことがあるのですが、
プロとアマチュアで一番大きく差が出るところは、
品質を一定させる部分なのだそうです。
アマチュアはときには
プロ以上のものを作りあげることがありますが、
大きな失敗も多く品質は一定しません。

すべての業種に
当てはまることではありませんが、
以上のことは
医療の現場では一番大切かつ重要な部分です。
このところ、医師の不祥事が目立ってきていますが、
それらの多くは基本的なミスがほとんどです。

名医は、基本的なことをなおざりにはしません。
必ず、患者さんの訴えや病状を的確に聞き出し、
患者さんにとって
最適な判断を下すようにしています。
また、疑問点や間違いがあった時は、
他の専門医に頭を下げてでも
早急に対処の方法を考えてくれます。
すなわち、当然のことを
当たり前にきちんと行なえる医師は
名医だということが出来ます。

現在は、基本的なことがおろそかにされがちで、
マスコミを使っての派手な宣伝や
いい加減な学歴・経歴で人を惑わす方法が
巷に溢れかえっておりますが、
本当の名医はそんな作戦に興味もなく、
当たり前のことを至極当然に
毎日精進を重ねられておられるはずです。
また、そういう先生はテレビや週刊誌など
マスコミに取り上げられることもなく、
風采もたいして上がらず平凡に見えますが、
意外と身近におられることが多いものです。

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