第217回 ご存知ですか?ドクダミと十薬の違い

「ドクダミ」と「十薬(じゅうやく)」は、
基本的に同じ植物です。
しかし、ドクダミは薬屋以外でも買えますが、
十薬は薬屋以外では買うことはできません。
なぜなら、ドクダミは医薬品でなく、
十薬は医薬品だからです。

具体的に言えば、ドクダミと十薬の違いは
日本薬局方という
検査基準を満たしているかどうかによります。
つまり、この植物特有の薬効成分が
一定の割合以上含まれていることが確認されれば
医薬品として認められ
十薬と名乗れますが、
そうでなければドクダミとしか表示できません。

また、ハトムギの場合は、
日本薬局方の検査基準を満たせば
医薬品となり
薏苡仁(よくいにん)という名称が使えますが、
基準を満たせなければ
ハトムギとしか言えません。

同じ植物でも呼び名が異なるのは
割り合いによくあることですが、
ドクダミやハトムギの場合に
名称が異なるのは
以上のような根本的な理由があるためです。
ですから、価格にもかなり差が生じますが、
効き目のほうもやはりそれ相当に違ってきます。

少し余談になりますが、
日本では生薬の残留農薬の検査は
センナと朝鮮人参だけで、
他の生薬には義務づけられておりません。
エキス剤のように加工したものは
不純物混入の検査が課せられていますから、
まだ安心できるのですが、
漢方の煎じ薬の場合には
残留農薬が混入する可能性は
今のところどうしても否定することはできません。
一刻も早い、全生薬の
残留農薬の検査の義務化が望まれます。

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