第207回 健康食品に、嘘が多い理由?

健康食品の業界は、本当にいろいろと問題の多いところです。なぜ、そんなに問題が多いのかといいますと、アメリカで1994年に制定された「Dietary Supplement and Health Education Act(DSHEA法 )」
という法律が、日本にも悪い影響を及ぼしていたのではないかというふうに私は考えています。

これは、アメリカのダイエット業界やハーブ業界が巨大な資金力にものをいわせて、多数のロビイストやお抱え学者を動員し積極的な政治的工作を行なって成立させた法律で、中身を簡単に説明すれば、サプリメントやハーブ製品は、その安全性や有効性を証明する必要がなく、ラベルに書かれていることを保証する責任もいらないという非常にむちゃくちゃな内容を含んだものです。

この法律が制定されたことによって、サプリメントやハーブ製品は通常の医薬品や食品添加物にまで義務づけられているFDA(米食品医薬品局)の規制が外され、いくら健康被害があってもその因果関係をFDAが証明しなければ製品の販売を禁止することができなくなったわけです。

今から10年ぐらい前までは日本でも健康食品に対する扱いはまだ厳しく、医薬品を暗示するような広告はある程度規制されていたのですが、ちょうどアメリカでDSHEA法が制定されたころから、規制をほとんど無視したようなウソや大げさな表現、体験談などを折込みチラシ・雑誌・テレビ・ラジオなどで大々的に謳って消費者を煽る販売法が目立って増えてきた感じが確かにします。

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